弥生アプリコンテスト
2011-09-22 11:00:01
弥生が主催するスマホアプリコンテストに開発者が集結!
弥生主催のアプリコンテスト、開発者が集結
9月16日、東京都千代田区に位置する弥生株式会社で「弥生スマートフォンアプリコンテスト」の第1回開発者ラウンドテーブルが行われました。本イベントは、9月6日から開始された「弥生スマートフォンアプリコンテスト」に参加を検討している開発者を対象とし、弥生シリーズの活用法やデータ連携の技術に関する投稿が行われました。
このセミナーの関心の高さは際立っており、発表が始まるとすぐに30名を超える申し込みがあり、翌日には参加受付が締切となる程でした。果たして、何が弥生のコンテストに開発者たちを熱心に引き寄せるのか。その理由の一つは、「業務アプリ」というビジネスと結びつきやすい分野に特化していることであり、さらにリリース後のプロモーション支援が非常に魅力的であると、参加者の一人は述べています。「スマートフォンアプリの競争は非常に激しく、自分が作ったアプリが埋もれてしまう可能性が高い。その点、コンテストで受賞できれば、弥生ユーザーにしっかりとアピールできますし、レビューサイトへの掲載機会も増えるので、非常にメリットが大きいです。」と語ったのです。
開発者たちの関心を集めるこのコンテスト、まず最初に登壇したのは弥生株式会社の岡本浩一郎社長です。彼はコンテストに対する期待と同社の展望について熱く語りました。「弥生の累積登録ユーザー数は90万を超えています。その多くの支持を得ている一方で、成長の余地もまだまだあります。日本国内には420万を超える法人や個人事業者が存在し、その中でも従業員20名以下の小規模事業者が9割近くを占めています。」と説明。岡本社長は、弥生がこれまでPCソフトの専業メーカーとして成り立ってきたが、スマートフォンの普及を受け、アプリの開発にも努めている理由を「私たちは多くの開発者に参加してもらうオープンな戦略を取ることを選びました。」としていました。今回の賞金はアプリの著作権を買い取るものではなく、「ビジネス支援金」として開発者のさらなる発展を支援するためのものでもあります。
次に登壇したのは、弥生のマーケティング部担当マネージャー、関根理絵氏です。彼女は、業務アプリや弥生シリーズとの連携に関する詳しい説明を行いました。「業務担当者は、毎年固定された時期に集中した作業が求められるので、多くの人が申告直前に慌ただしく作業する傾向があります。業務アプリが求められる要素としては、『ニッチタイムの有効活用』と『ルーチンワークの効率化』などが有ります。」と述べ、スマートフォンでの交通費記録やレシートの読み取り機能の具体例を挙げ、利便性の向上が期待できるとの見解を示しました。
最後にアンドロイダーのエヴァンジェリストである佐藤進氏が登場し、Android業界の急成長について言及しました。「Androidはすでに国内のOS別販売台数シェアで第一位となっており、無料アプリの本数でもiPhoneを超えています。」と、業界の現状を説明。実際に、アプリ制作の多さによって目立つことが難しい状況も語りつつ、「業務アプリは市場が確立されていないもののビジネスユースのため、ヒットの可能性は十分にある。」と見解を示しました。
3名の発表が終了すると、質疑応答の時間に移り、多くの参加者から具体的な質問が寄せられました。興味が隅々まで伝わった熱気の中で、ラウンドテーブルは終了。次回の第2回ラウンドテーブルが9月28日に予定され、すでに参加は満席との報告もあります。興味のある方は、コンテスト公式のFacebookやTwitterをぜひチェックしてみてください。
「弥生スマートフォンアプリコンテスト」公式サイト
http://www.yayoi-kk.co.jp/appcontest
「弥生スマートフォンアプリコンテスト」公式Facebookページ
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