QTnetが提供する公共安全モバイルサービスのご紹介
株式会社QTnet(本社:福岡市、代表取締役社長:小倉良夫)は、警察や消防、自治体、電力、水道、ガス、金融などの公共サービスに従事する機関向けに、「QTnet公共安全モバイルサービス」の申し込み受付を本日開始しました。この画期的なサービスは、国家が推進している公共安全モバイルシステムに準拠しており、災害発生時における通信の安定性を確保するものです。
1. サービスの背景と目的
QTnetは、九州地方に根差した通信事業者として、地域の安全な暮らしを支えることに尽力しています。災害発生時には、通常の通信が混雑しがちで、多くの利用者が同時にサービスを利用することで、繋がりにくくなる可能性があります。そこで、QTnetは株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)の協力を得て、専用のインフラを構築し、公共機関向けに特化した新しい通信手段を提供します。
2. サービスの特徴
2.1 専用設備での運用
本サービスでは、IIJが設計した専用設備を使用し、トラフィックの増加や設備混雑の影響を受けにくい高品質な通信を提供します。これにより、公共機関は災害時でも円滑な情報伝達が可能となります。
2.2 マルチキャリア対応
QTnetは、NTTドコモとKDDIの2つの回線を単一の契約で提供します。このため、デュアルSIM機能を持つスマートフォンなどの汎用端末で利用でき、仮に一方のキャリアが利用できない場合でも、もう一方の通信網を通じて対応が可能です。
2.3 災害時優先電話サービス(オプション)
災害発生時には、通常の通信が制限されることがありますが、本サービスでは災害時優先電話により、こうした接続の制限を受けずに通信を行うことができるため、緊急時にも安心です。ただし、提供数には上限がありますので注意が必要です。
2.4 データ容量の自動チャージ
一般的なモバイル通信では、契約したデータ容量を超えた場合に速度が低下することがありますが、QTnetの公共安全モバイルサービスでは、契約データ容量を超過した場合に自動で追加容量がチャージされます。この機能により、災害などで突然通信量が増加しても、スムーズな通信が維持されます。また、データ量のシェアも可能で、複数の回線間での効率的な利用が図れます。
3. 今後の展望
QTnetは、この新サービスを通じて、九州地方の安全・安心な暮らしの実現を目指し、さらなるサービスの向上と顧客満足度の向上に努めていきます。公共機関向けの専用サービスとして、その信頼性と効果を高めることで、災害時にも地域の安全をしっかりと支えていく所存です。利用をご希望される公共機関は、ぜひQTnetまでお申し込みください。
詳しい情報は、QTnetの公式ウェブサイトをご覧ください。