沖縄ウェルビーイング
2021-10-07 08:09:08
沖縄から始まるウェルビーイングな地域づくりの取り組み
沖縄からのウェルビーイングな地域づくりの取り組み
ウェルビーイングという言葉は、身体的、精神的、社会的に良好な状態、あるいは幸福な状態を指します。この概念はWHOの憲章にも含まれており、最近では各国の大学や研究機関でも研究が進められているものです。特にハーバードやスタンフォードなどの名門校をはじめ、日本の慶應義塾大学でもこのテーマに取り組んでいます。さらに、企業でも人事施策や目標に掲げられるなど、ますます注目を集めています。
日本政府もこの流れを汲み、令和3年6月18日付で発表された経済財政運営と改革の基本方針2021において、ウェルビーイングに関するKPIを設定すると明記しました。これと同時に、ウェルビーイングは成長戦略の重要な柱の一つとして位置付けられました。
こうした政府方針を受けて、沖縄県では「沖縄ウェルビーイング推進協議会」が立ち上がりました。この協議会は、県内の首長や議員を対象にした勉強会を定期的に開催し、地域全体でのウェルビーイングの理解を深めることを目的としています。そこから発足を目指すのが「沖縄県ウェルビーイング首長・議員連盟」です。
この連盟は、沖縄県の国会議員、及び県や市町村の長、議会議員、さらにはOBを含むメンバーで構成され、月に一度のペースで有識者を招いた勉強会やディスカッションを実施します。その結果、ウェルビーイングの概念が県民に伝わり、子育てや学校教育、さらには安心・安全な暮らしや経済など、幅広い分野に実装されることを目指しています。
特に沖縄県は、歴史や文化が深く、地域づくりにおいてウェルビーイングを推進するには適した場所です。この取り組みが成功すれば、全国にその波及効果が期待できます。
協議会の正式名称であるPCW沖縄(Promotion Council for Well-Being in Okinawa)は、「Well-being First」というスローガンのもと、個人の幸せを尊重する社会の実現を目指しています。これには、地域の経営者や各業界の専門家が協力し、多様な側面からアプローチを行うことが含まれます。
実際、沖縄ウェルビーイング推進協議会には、各分野の専門家やリーダーたちが参加しています。たとえば、シンバホールディングスの安里享英代表取締役社長や、ユニリーバの高橋ゆき取締役副社長などが名を連ねています。これにより、沖縄におけるウェルビーイングの施策は、単なる理念にとどまらず、実際に行動を通じて具体的に進められています。
今後、沖縄から発信されるウェルビーイングの考え方や実践が、さらなる地域の発展や社会全体の向上に繋がることが期待されています。ウェルビーイングを重視した地域づくりが日本全国に広がり、より幸福な社会が築かれることを願ってやみません。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人日本ウェルビーイング推進協議会
- 住所
- 沖縄県南城市知念具志堅36番
- 電話番号
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