農業の安全性向上
2021-03-08 16:00:18
農業の労働安全向上に向けたシェアグリの取り組みとは
労働安全の重要性が増す農業
農業は多くの重要な問題を抱えていますが、その中でも特に農作業における高い死亡率が社会的課題として注目されています。最新の統計によれば、農業は林業や漁業に次いで、死亡事故の発生率が高い産業であり、年間約300人が命を落としています。この数字は、全産業の死亡者数の約3割を占め、農業従事者がいかに危険な環境で働いているかを物語っています。事故の原因は多岐にわたり、傾斜地での転倒、高所作業中の転落、農業機械の不注意などが挙げられます。
シェアグリとその連携について
このような状況を受けて、株式会社シェアグリは、損保ジャパン、SOMPOリスクと連携し、農業における労働安全の向上を目的とした取り組みを開始しました。シェアグリは人材のシェアリング事業を通じて、農業経営体を支援し、事故防止に向けた労働安全の向上を特に重視しています。作業の実態を把握するために、農業経営体に対し労働安全及び労務管理に関するアンケートを実施し、問題点を抽出。それに基づき、必要に応じて損保ジャパンやSOMPOリスクと連携した改善策を提案します。
具体的なアプローチ
SOMPOリスクは、農業経営体に対する労働安全の支援や農作業リスクの対策を行います。また、新たに設立された農業経営体に対しては、安全を考慮した就業規則や職場環境のチェック、福利厚生策の作成支援を行うことにより、より安全な労働環境づくりを促進します。損保ジャパンは、シェアグリが行ったアンケートをもとに、農業経営体に適した保険の手配や就業規則の整備支援、さらには福利厚生制度の提案を行うなど、包括的にサポートします。
農業が抱える未来への挑戦
農業にとって人材の確保は欠かせません。そのためには、農作業中の事故を減らし、働きやすい環境を作り出すことが重要です。これにより、多くの人が農業という産業に魅力を感じ、安定した職場として選択することができるようになるでしょう。シェアグリ、損保ジャパン、SOMPOリスクの三者は、農業の安全性向上を通じて、農業界全体の発展に寄与していくことを目指しています。
株式会社シェアグリのビジョン
代表取締役社長の井出氏は「農業は国家の基本であり、不可欠な産業です。この状況を改善し、安心して働ける環境を作るために連携を進めていきます。」と意気込みを語っています。農業者の人材不足を解消し、効率的な雇用を促進するために、多様な人材のシェアリング事業の実施も進めています。この取り組みが成功すれば、安全で持続可能な農業経営が実現できるでしょう。
まとめ
日本の農業分野を支えるためには、農作業における事故を防ぐことが今や急務です。シェアグリを中心に、損保ジャパンやSOMPOリスクが連携することにより、労働安全を重視した新しい農業の形が見えてきました。これにより、より多くの人々が農業の魅力に気づき、持続可能な未来に向けて共に歩んでいくことができるでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社シェアグリ
- 住所
- 東京都渋谷区代々木2丁目23-1ニューステイトメナー334
- 電話番号
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