2023年4月9日(水)から、新宿高島屋で“旅する和菓子”が開催されます。これは、全国の若手和菓子職人たちが集まり、実演販売を行う特別なイベントです。この企画は、5年前の新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされた和菓子店同士の連携から生まれました。広島県の『旬月神楽』の店主、明神宜之さんが動くことで、東京の製菓専門学校の同級生たちと共に県境を越えた和菓子の共演を果たしました。
イラストのような美しい和菓子たちが並ぶ中、特に注目されるのが“フラワー”をテーマにした新作菓子たちです。今年の参加店舗は、香雲堂本店(栃木県足利市)、清香室町(石川県金沢市)、とも栄(滋賀県高島市)、伊勢屋(福井県小浜市)、吉岡製菓(島根県出雲市)、旬月神楽(広島県広島市)、寳月堂(香川県丸亀市)、本まつばや(大阪府大阪市)の8店が揃います。各店舗の若手店主たちが直接来店し、実演を交えながら自慢の和菓子を提供します。
出店商品の一部として、旬月神楽の「ローズヒップあんみつ」、本まつばやの「カーネーション‐旅する和菓子限定ver.-」、香雲堂本店の「古印最中 ブルーベリーとウィステリアハニークリームチーズ」などがあり、どれも個性的で美しい仕上がりです。この他にも、清香室町の「ローズ&ハイビスカスなふくさ」や、伊勢屋の「百花羊羹」など、目にも鮮やかなお菓子がいっぱいです。
また、イベント会場にはイートインコーナーも設置されており、かき氷なども楽しむことができます。どの和菓子も販売数に限りがあり、数が足りなくなれば早々に販売終了となる可能性があるため、早めの来店をお勧めします。
新宿高島屋は、和菓子の魅力を再発見する場として、数年にわたりこの人気イベントを続けてきました。特に、実演販売という方法は、訪れる人々にとって直接職人たちの技を感じることができる貴重な体験です。
今年も高まる和菓子人気を背景に、多くの人々が訪れることが予想されます。お茶うけや手土産、または自分へのご褒美として、ぜひ最高の和菓子を楽しんでください。
この特別なイベントは、和菓子の新たな魅力を発見する素晴らしい機会です。和菓子の文化が巡る、新宿高島屋の“旅する和菓子”、あなたもぜひ覗いてみてください。