2026年卒就活事情
2024-11-19 10:39:21

2026年卒の学生たちが描く就職活動の実態とは?志望業界の選定状況を調査

2026年卒の学生たちの就活に関する実態調査



株式会社ワンキャリアが実施した2026年卒向けの就職活動に関する調査結果が発表されました。この調査には、大学3年生を対象とし、彼らの志望業界や職種に関する意識を探る内容が含まれています。調査結果を元に、現在の就活事情や学生たちの考え方について詳しく見てみましょう。

就活の初心者たち:志望は2〜3つに絞り込み



調査によると、2024年10月時点で学生の約7割が志望する業界や職種を2〜3つに絞り込んでいることが分かりました。具体的には、志望業界を「2〜3つの業界に絞っている」と答えた学生は68.4%、志望職種についても66.0%が同様の回答をしています。ですが、これらはまだ決定的ではなく、実際に志望が固まるのは早期選考が始まる2024年1月頃からだと考えられています。この時期から企業との接点を増やすことが、学生たちの志望をより具体化させるカギとなりそうです。

志望企業未定の学生も多い



興味深いことに、学生の約3割は「未だ志望企業が決まっていない」と回答しており、最も多い意見です。具体的には、「まだ決められていない」と回答した学生は32.8%。その後、「5〜7社に絞っている」が23.0%、続いて「2〜4社に絞っている」が19.6%という結果になっています。このように、多くの学生が志望企業の選定を進める過程で、企業との出会いやインターンシップ参加が影響を与えると見受けられます。

企業選びで重視されるポイント



企業を選ぶ上で重要な点として浮上してきたのは「企業内の雰囲気の良さ」です。調査によると学生たちは、ワークライフバランスを1位として選んでいるものの、その後の順位に企業内の雰囲気に重点を置くようになってきているとのこと。オフラインやオンラインで相談し、情報を精査する姿勢が伺えます。これは、インターンシップや説明会を通じて企業文化を見極めたいという学生の高い意識を示していると思われます。

生成AIの活用が増加中



さらに、就活に生成AIツールを積極的に活用している学生も半数以上を占めています。調査結果では、54.5%の学生がChatGPTなどの生成AIツールを利用しているとしています。特にエントリーシート(ES)の作成や志望理由の下書きに利用している割合が59.6%と最も高いことが特徴です。これは特に進化するデジタル社会において、学生たちが効率的に情報を収集し、自身のアピールポイントを磨いている証しとも言えるでしょう。

小林キャリアアドバイザーの見解



調査結果について、ワンキャリアのキャリアアドバイザーである小林直樹氏は、学生の「志望」という言葉がまだ「興味」にとどまっていると指摘しています。これからの時期が企業にとっては志望検討の機会であり、早めに接点を作ることが重要になってくると強調します。特にインターンシップ後に学生の志望が定まっていく傾向にあるため、企業はこの秋冬の時期に多くのイベントを用意し、学生の興味を引く機会を創出する必要があります。

この調査結果は、2024年10月14日から10月17日にかけて、418名の2026年卒学生を対象にインターネットで実施されたものです。就職活動は年々変化していますが、学生たちの意識や企業の対応がどのように進化していくのか、今後の動向に注目です。


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会社情報

会社名
株式会社ワンキャリア
住所
東京都渋谷区桜丘町20-1渋谷インフォスタワー16階
電話番号
03-6416-5445

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