ジャパンの歴史を学ぶ特別企画展
佐賀県の吉野ヶ里歴史公園では、今年も特別企画展「よみがえる邪馬台国」が開催されます。この展覧会は、歴史に興味を持つすべての人に向けたもので、多くの発見と知識を得られる機会です。本展は、第17回を迎え、シリーズ「倭人伝のクニを探る」の第7弾として、壱岐市と四国土佐地域の遺跡を中心に、邪馬台国の謎に迫ります。
開催概要
この特別企画展は、2025年9月20日から11月9日まで、吉野ヶ里歴史公園内の多目的ルームと吉野ヶ里遺跡展示室にて開催されます。開園時間は9:00から17:00までで、観覧は無料。しかし、入園には大人460円、シルバー(65歳以上)200円の料金が必要となります。中学生以下は無料で入園できるので、家族連れでも安心です。
展示のテーマ
今年の展示は、「魏志倭人伝」の時代にスポットを当てています。その中で、「一支国」と呼ばれる存在の国都と考えられる原の辻遺跡、環壕集落般のカラカミ遺跡、さらには天ヶ原遺跡から発見された中広形銅矛など、これらの遺跡の発掘調査成果を紹介します。これらはいずれも、弥生時代の国々の様子や対外交渉の様子を知る手助けとなる貴重な資料です。
特に壱岐市は「一支国」としての役割を果たしていたことが明らかになっています。また、土佐地域の遺跡についても触れ、九州の武器形青銅器と近畿の銅鐸の関連性にも注目します。
特別記念フォーラム
本展の開催を記念して、9月28日には特別フォーラムを開催します。13:00から16:30まで行われるこのイベントでは、高島忠平氏(佐賀女子短期大学名誉教授)、宮里修氏(高知大学教授)、松見裕二氏(壱岐市文化スポーツ振興課学芸員)による基調講演と討論が行われます。参加は先着100名までで、聴講は無料です。
参加をお待ちしています
歴史に興味がある方、特に邪馬台国や古代の日本に興味がある方は、この特別企画展への参加を強くお勧めします。新たな知識を得て、歴史の謎に迫る貴重な機会となることでしょう。家族や友人と一緒に訪れ、古代の息吹を感じてみてはいかがでしょうか。吉野ヶ里歴史公園で皆さまのお越しを心よりお待ちしています。