市原バイオマス発電所
2024-09-25 17:35:20

市原八幡埠頭バイオマス発電所が商業運転を開始し持続可能な電力供給へ

市原八幡埠頭バイオマス発電所の商業運転開始



2024年9月21日、東京ガス株式会社が出資するプロミネットパワー株式会社を通じて、市原八幡埠頭バイオマス発電所が商業運転を開始しました。この発電所は、首都圏初のバイオマス発電プラントとして、年間約5.3億kWhの電力を発生させる能力を持っています。これは、大体17万世帯分の年間消費電力量に相当し、非常に大規模な発電施設です。

このプロジェクトは、近年のデータセンターやその他の事業での電力需要の増加を見越しており、安定的に発電できる特性を活かしています。気候に依存しない供給が可能で、首都圏の電力需給の安定化にも大きく寄与することが期待されています。

環境に優しい発電方法



市原八幡埠頭バイオマス発電所では、木質ペレットなどを燃料に使用し、年間約27万トンの燃料を消費します。売電価格は24円/kWhと設定されています。これにより、再生可能エネルギーの拡大を通じて、CO2排出削減に貢献するとともに、地域社会における経済活動の活性化も図ります。

発電所のオペレーションやメンテナンスは、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社が手掛けます。既にこの会社は、発電所の技術支援やコンサルティングを実施しており、安心して運営を行う体制が整っています。

東京ガスのビジョン



東京ガスは「Compass2030」という経営ビジョンを掲げており、2030年までに国内外で600万kWの再生可能エネルギー電源を確保することを目指しています。この取り組みは、地域や社会とともに持続可能な環境の構築を図るものであり、東京ガスグループは太陽光、風力、さらにはバイオマスなど多様なエネルギー源の開発・運営を推進しています。

市原八幡埠頭バイオマス発電所の運転開始は、持続可能な電力供給を目指す東京ガスの一環であり、今後の地域経済や環境保護に対する貢献が期待されています。東京ガスのさらなる取り組みにも注目が集まることでしょう。

発電所の概要


  • - 事業主体: 市原八幡埠頭バイオマス発電合同会社
  • - 所在地: 千葉県市原市八幡海岸通2番10
  • - 発電出力: 7.5万kW
  • - 燃料: 木質ペレット等
  • - 運転・保守会社: 東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社
  • - 商業運転開始日: 2024年9月21日

バイオマス発電所のオープンは、持続可能なエネルギー供給の新たな一歩であり、多くの期待とともに地域社会に溶け込んでいくことでしょう。


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会社情報

会社名
東京ガス株式会社
住所
東京都港区海岸1-5-20
電話番号

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