京都ノートルダム女子大学、2026年に人文学部を新設
2026年4月、京都ノートルダム女子大学(学長:中村久美、所在地:京都府京都市左京区)に新たに「人文学部」が設置されることが発表されました。これは、現代の若者が直面する多忙な生活の中で自己理解と自己成長の機会を提供することを目的としています。
人文学部の意義
現代社会では、大学進学を控えた18歳の若者は、就職活動の早期化により時間に追われる毎日を送っています。自分に向き合う時間が少ない中、本学は「人文学部」の設置を通じて、学生が多様な文化や人と出会い、「どんな人間となりたいのか」を考える機会を提供したいと考えています。
この新設人文学部では、文化を多角的に捉え、深く理解する力を養うことを重視し、グローバル社会に貢献できる女性を育成します。
各コースの特長
入学後、学生はまず入門科目を履修し、進級時に「英語英文学コース」「多文化共生コース」「日本語日本文化コース」の中から希望のコースを選ぶことができます。これにより、自身の興味や関心に合わせた学びを進めることが可能です。
また、「留学プログラム」や「情報活用力プログラム」など、学生の「好き」をサポートする専門プログラムも用意されています。
カリキュラムと学びの環境
人文学部のカリキュラムは少人数制で、学生一人ひとりがコミュニケーションを取りやすい環境が整っています。学べる分野には「英語」「比較文化」「日本文化」「サブカルチャー」「観光」「メディア」「コミュニケーション」など多岐にわたります。
また、学生は進級後も興味がある科目を追加で履修できる柔軟なシステムが設けられています。
学部の概要
- - 名称:人文学部言語文化学科
- - 開設時期:2026年(令和8年)4月
- - 入学定員:60人
- - 学位:学士(文学)
- - 取得可能な免許・資格:中学校・高等学校教諭一種免許状(国語・英語)、登録日本語教員、図書館司書など
この人文学部の設置に伴い、国際言語学部英語英文学科および国際日本文化学科の募集は停止される予定です。
京ノートルダム女子大学の理念
この大学は1961年に設立され、キリスト教カトリックの精神に基づく女性教育を掲げています。「徳と知の融合」をテーマに、倫理観をもとにした行動と社会でのリーダーシップを育むことに重点を置いています。これからも全人的な人間形成を目指し、教育を進めていくとのことです。
新学部の特設サイトも順次開設される予定ですが、学生にとって貴重な学びの場が増えることは間違いありません。ぜひ、これからの展開を見守っていきたいと思います。