文化芸術支援の取り組み
2020-12-11 10:00:05

コロナ禍の文化芸術活動を支援する取り組みとその実績

コロナ禍における文化芸術活動支援の取り組み



新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、文化芸術の現場が大きな打撃を受けています。墨田区でも、文化芸術活動の継続や再開に向けてさまざまな支援策を実施しています。この記事では、墨田区における文化芸術活動支援の取り組みと、それに基づいた調査結果を詳しく見ていきます。

調査の実施について


初めに、墨田区が実施した文化芸術に関わる個人や事業所を対象にしたアンケート調査について紹介します。調査期間は2020年7月14日から8月3日までの約3週間で、109件の有効回答が寄せられました。これは、81件が個人、28件が事業所からの回答です。回答者は、感染拡大防止のための事業の中止や延期、現在の活動状況、および今後の見込みについて詳しく回答しました。

調査結果の中で特に注目されたのは、活動状況の厳しさです。多くの事業者が収入面での困難を抱えていて、新型コロナウイルスによって活動が著しく制限されていることが明らかになりました。中止または延期の影響による損失額が、多くの人々にとって厳しい現実となっています。特に、今後の活動見込みについては、楽観的な意見が少ないことも判明しました。

オンライン配信に関するヒアリング動画


墨田区では、オンラインの活用を通じて文化芸術活動を再開するための取り組みを行っています。具体的には、活動再開に向けた様々な工夫や新しい試みをアーティストや団体にヒアリングし、その動画をすみだ文化芸術情報サイトで配信しています。これにより、他の団体や個人にとっても参考となる情報を提供し、活動再開への道筋を示しています。

ヒアリング動画は複数回にわたり行われており、様々なテーマが取り上げられています。例えば、オンライン技術を活用した活動の実施や、オーケストラ・室内楽等の活動再開に向けた取り組み、舞台芸術の活動再開に向けたアプローチなどです。各イベントには専門家や活動団体の代表がゲストとして参加し、具体的なノウハウやアドバイスをシェアしています。

文化芸術活動に向けたオンライン相談窓口


さらに、墨田区では文化芸術活動の再開に関する相談窓口も設けています。感染拡大防止策やオンラインの活用、補助金情報や申請手続きについての個別相談ができるこのサービスは、活動再開を目指す人々に大変好評です。

相談はオンライン会議システムで行われ、日程は複数回設けられています。相談者は無料で利用できるため、文化芸術活動を続けたいと考える人々には非常にありがたい支援となっています。

助成金制度の概要


墨田区は地域の文化芸術を活性化するための助成金制度も設けています。この助成金は、区内を拠点とした文化芸術団体が公益性の高い事業を行う際の経費の一部を支援するものです。過去の実績を踏まえ、当該助成金は多くの希望者に利用されることが期待されています。

助成金の対象となるのは、区に事務所を持つ団体で、5人以上のメンバーで継続的な活動実績を持つことなどが条件とされています。支援内容には、出演料や会場設営費、宣伝費などが含まれ、とても多岐にわたる助成を実施しています。

結論


新型コロナウイルス感染症の影響により大きな影響を受けた文化芸術活動ですが、墨田区では様々な支援策が展開され、少しずつ再開の兆しが見えてきています。これらの取り組みは、文化芸術が地域に必要不可欠なものであることを再確認させてくれる重要な機会です。今後も、多くの人々が文化芸術活動に関わっていくことを期待しています。

会社情報

会社名
公益財団法人墨田区文化振興財団
住所
東京都墨田区錦糸1-2-3
電話番号
03-5608-5446

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