bitBiome、新たな戦略的提携でバイオ産業を革新
2025年6月6日、バイオテクノロジー企業のbitBiome株式会社が、CMOとの戦略的かつ非独占的なパートナーシップを発表しました。この提携は、バイオものづくりの強化を狙ったもので、大規模な酵素やタンパク質の製造能力を持つパートナーと連携することで、すべてのプロセスを一気通貫で進める体制を整えることが期待されています。
bitBiomeは、革新的な酵素やタンパク質を発見・設計するための巨大な微生物データベース「bit-GEM」と、有用物質の探索・開発を行うプラットフォーム技術「bit-QED」で知られています。しかし、これまで自社のエコシステム内では製造体制が不完全でした。この新たな提携により、製品の開発から市場投入までを全過程で支援する体制が整います。これにより、食品、化粧品、医薬品、化学素材などの広範な範囲で、必要な規制をクリアしたバイオ製品の量産が可能になります。
CEOの鈴木悠司氏は「本提携により、bitBiomeは新製品や成分の開発が可能な遺伝情報リソースを持ち、それらを商業規模で製造できる体制を構築しました。開発期間やコストを削減しつつ、お客様のニーズに応えることが可能になります」と語っています。提携先は世界水準の製造ノウハウと物流インフラを持ち、bitBiomeの先進技術を迅速に商業製品へと転換する体制が入っています。
今後、bitBiomeはCMOのみならず、バイオものづくりの価値連鎖全体に強みを持つ企業との提携を進める考えです。これにより、バイオテクノロジー分野における新たな製品の開発と製造を加速し、将来的な社会のニーズに応えようとしています。
bitBiome株式会社の概要
bitBiomeは地球上の微生物の可能性を最大限に引き出し、バイオエコノミーを支える企業として注目されています。独自の単一細胞ゲノム解析技術「bit-MAP®」を採用し、24億以上の微生物ゲノム情報を収集したデータベース「bit-GEM」を構築。AIやバイオインフォマティクス技術を利用した酵素探索技術「bit-QED」により、迅速な新製品開発を実現しています。bitBiomeはバイオ製造業を進化させ、自然からインスパイアを受けた製品で新たな産業の創造を目指しています。
さらに詳しい情報は、
bitBiome公式サイトをご覧ください。