資金調達の分析
2020-10-13 10:00:09
2020年の資金調達を徹底分析!事業者オススメの方法とは
2020年事業者向け資金調達調査結果
2020年に実施された事業者向けの資金調達に関するアンケート調査では、86%の事業者が何らかの資金調達を利用した経験があることがわかりました。多くの事業者が資金調達サービスを利用する中、どの方法が最も効果的であったのか、満足度や利用状況について詳しく見ていきます。
調査概要
調査は2020年10月8日から10月9日にかけて実施され、回答数は131名の法人事業者及び個人事業者が対象となりました。
主な調査結果
1. 主な資金調達方法の人気
最も多く利用されていた資金調達方法は金融機関からの銀行融資で、64.1%の事業者がこの手法を選びました。特に100万円から1000万円の範囲が多く、調達までのスピードはおおよそ1ヶ月以内が47.6%を占める結果に。
2. 公的資金の需要
公的資金の利用率は19.8%で、特に新型コロナに関連する特別貸付が多くの事業者に支持されました。この方法は低金利で安心感がありますが、資金調達までに時間がかかる点は検討が必要です。
天音
資金調達利用者の満足度
利用者からのフィードバックでも、ファクタリングとセールスアンドリースバックが特に高い満足度を記録しました。ファクタリングは債権を即座に現金化できるスピードが魅力で、全ての利用者が肯定的な評価を与えていました。また、セールスアンドリースバックも同様に100%という高評価を得ています。
色々な調達方法がある中で
調査によると、資金調達を行った事業者は平均して1.89種類の方法を利用しており、特に多い事業者は最大6種類を駆使していることも明らかになりました。このように様々な方法を取り入れることで、安定した資金繰りが期待できます。
3. 選択基準と満足度の関連性
非常に興味深いデータとして、事業者が複数の方法から吟味して選んだ場合、満足度は非常に高いことが示されています。その一方で、「なんとなく選んだ」資金調達方法では、満足度が著しく下落しネガティブな意見も多く見られました。
資金調達のより良い選択を
この調査から分かることは、事業者は資金調達手法を選ぶ際に、単に必要だから選ぶのではなく、自身でしっかりと考えてから選ぶべきということです。市場にも数多くの資金調達手法がありますが、単なる流れに流されるのではなく、それぞれの手法の特徴を理解し、自分たちのビジネスに最適な選択をする重要性が際立ちます。
今後も資金調達における選択肢は広がる一方、事業者がその情報を適切に受け取ることが求められます。
会社情報
- 会社名
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株式会社デキタ
- 住所
- 静岡県富士市中島480
- 電話番号
-
0545-53-1815