TOPPANホールディングスがCDPでの環境評価でAリストに選定
TOPPANホールディングス株式会社が、国際的な環境評価機関であるCDPにおいて2024年度の調査で、気候変動と水セキュリティの2分野で最高評価の「Aリスト」にはじめて選ばれました。この選定は、会社が行っている環境に対する取り組みがいかに高く評価されたかを示しています。特に、気候変動については2年連続での選出、また水セキュリティでは初選定となりました。
CDPとはどのような機関か
CDPは、企業や自治体の環境に関する取り組みを評価し、その結果を公表する非営利団体です。全世界の企業を対象に、環境目標の設定やリスク管理、情報開示の透明性を評価しています。その評価プロセスは、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に基づいており、企業の環境活動に関する国際的な基準として広く認識されています。
2024年度には約24,800の企業がCDPを通じてデータを開示し、これらの企業が全世界で時価総額の66%以上を占めています。日本では、プライム市場に上場する企業の70%以上がCDPにデータを提供していることからも、その影響力が伺えます。
TOPPANグループの積極的な環境への取り組み
TOPPANグループは、持続可能な社会の実現に向けて、これまでに多様な環境への取り組みを続けています。2023年には「TOPPANグループ環境ビジョン2050」に新たに生物多様性の保全をテーマに加え、2030年に向けた中長期環境目標も設定しました。この目標には、生物多様性の保全や水資源の最適利用に関する具体的な指針が含まれています。
加えて、2024年1月には自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の提言に従い、企業報告をTNFDフレームワークに基づいて行う意向を示しました。また、2024年度には温室効果ガスの排出削減についても新たな認定を取得し、積極的な削減目標を設定する姿勢を示しています。
継続する国際評価の向上
今回のCDPのAリスト選定は、TOPPANグループが実施してきた持続的かつ系統的な取り組みの成果であり、国際的にも高く評価されたことを意味します。今後もTOPPANグループは、DX(デジタルトランスフォーメーション)やSX(サステナブル・トランスフォーメーション)を通じて、社会的課題の解決に向けたリーダーシップを発揮し、持続可能な社会の構築と企業価値の向上を図っていく方針です。"