食と文化の融合、鳥取市で開催された「麒麟ノサト交差店」の魅力

鳥取市に新たな文化の場が生まれた「麒麟ノサト交差店」

2025年11月2日、3日の二日間、鳥取市を中心に、地域の魅力を発信するイベント「麒麟ノサト交差店」が開催されました。このイベントは弊社が主催し、地域の店舗や製作者たちが一堂に会する貴重な機会です。開放的な芝生の広場に多くの人々が集まり、食や文化が交錯する様子は、まさに地域の活性化を象徴していました。

初日の盛況なスタート

イベント初日は、午後4時の開場とともに家族連れや学生、かつカップル、年配の夫婦などが続々と会場を訪れました。広々とした芝生では子どもたちが無邪気に遊び、大道芸のパフォーマンスも行われて参加者の歓声を呼び起こしました。午後5時を過ぎると、会場は人々で賑わい、まるで地域のコミュニティが一つになったかのような一体感が漂いました。

特に印象的だったのは、近隣の「因幡麒麟獅子舞の会」による演舞。準備もなく急遽出演したにも関わらず、その見事なパフォーマンスに会場は大きな拍手に包まれました。夕方6時30分からは、弊社の実行委員長である西尾創平が開会の挨拶を行い、続いて野外シアターでの上映が始まりました。鳥取の自然の中での映画鑑賞という非日常的な体験は、多くの来場者の心に響いたようです。

2日目には新たな試み

二日目は、イベント構成を見直し、より多くの人々が歩きやすく立ち寄りやすい空間を作りました。午後から夕方にかけても、初日と同様に賑わいを見せ、19時過ぎても多くの席が埋まっていました。参加者のほとんどが通りすがりで立ち寄った方々で、中にはその場でチケットを購入して再度訪れる姿も見られました。平均滞在時間は約30分と短いものでしたが、それでも鳥取の食や文化を十分に堪能することができたようです。

日曜日は特に大人の来場者が増え、コーヒーを手に会話を楽しむ姿や、音楽に耳を傾ける光景が広がり、会場全体に穏やかでリラックスした時間が流れていました。多様な来場者がそれぞれの楽しみ方を見出していたことが、印象に残りました。

参加者の感想

イベント終了後、参加者からは様々な声が寄せられました。

- 「鳥取のお店をもっと知ることができた。次回も楽しみにしている。」（老夫婦）
- 「新しいお店を発見。今度はお店を訪れてみたい！」（学生）
- 「地元の友人と一緒に楽しい時間を過ごせた。」（女性2人組）
- 「子どもが思いっきり遊べてよかった。獅子舞や映画も素晴らしかった。」（家族連れ）

出展者や関係者の声

出展者や関係者もこのイベントの成功を喜んでいました。「ゆったりとした雰囲気が良く、出展しながらも心地よかった」と語る出展者や、「外で映画を観る体験が日常に溶け込んでいく感覚を感じた」と、スタッフも満足の様子でした。

主催者のビジョン

株式会社想結びのCOOとして実行委員長を務める西尾創平氏は、今後の展望を語っています。「鳥取の人々が自分たちの店を利用することで、地域が循環する仕組みを作りたい」と訴え、地域と人々をつなげる催しとしての意義を強調しました。また、今後の地域還元として、商店街でのイベントに役立つ資材を寄贈することも決定しています。

この「麒麟ノサト交差店」は、単なるイベントにとどまらず、地域の文化を育て発展させるための新たな挑戦の第一歩だと感じました。次回の開催にも期待が高まります。