株式会社LayerXの「バクラク」がSOC1 Type2報告書を取得
最近、株式会社LayerXはその法人支出管理や勤怠管理、経費精算などを含む「バクラク」シリーズにおいて、重要な成果を発表しました。それは、内部統制の保証報告書である「サービス・オーガニゼーション・コントロール1(SOC1)Type2報告書」の取得です。これにより、特にIPO準備中や上場企業の多くにとって、内部監査と外部監査の業務が効率化し、支出や財務報告に関する負担が大幅に軽減されることが期待されています。
SOC1 Type2報告書とは
SOC報告書は、企業が外部サービスに委託した際に、受託企業の内部統制を第三者から客観的に評価した結果をまとめた文書です。特にSOC1報告書は、企業がアウトソーシングした業務のうち、財務報告に関連する内部統制の適切性と有効性を保証するものです。
- - Type1報告書:基準日時点での内部統制デザインの評価に関するもの
- - Type2報告書:特定期間を通じての内部統制デザイン及び運用状態の評価に関するもの
今回、バクラクが取得したのはType2報告書であり、これは特に財務報告に関する業務の透明性を高めるために役立ちます。
報告書の詳細
「SOC1 Type2報告書」の発行日は2025年3月27日で、基準期間は2024年7月1日から12月31日までの6か月です。対象となるシステムは以下の通りです:
- - バクラク経費精算
- - バクラク申請
- - バクラク請求書受取
- - バクラクビジネスカード
- - バクラク電子帳簿保存
- - バクラク請求書発行
ただし、審査プロセス後にリリースされた「バクラク勤怠」と「バクラク債権管理」は対象外となっています。これにより、バクラクを利用する企業はよりスムーズに内部統制を評価し、会計監査の際の負担を大きく軽減できるでしょう。
取得の背景
クラウドサービスの普及に伴い、外部委託先の内部統制に対する関心が増しています。特に会計業務などの財務報告に依存する業務をアウトソーシングする際は、その影響が大きいです。また、消費者と提供者の双方において、個別の会計監査が非常に大きな負担になるため、「バクラク」シリーズの利用を検討している企業から、SOC1 Type2報告書に対する要望が多く寄せられていました。
このような背景を受けて、今回は「バクラク」シリーズの内部統制を評価しやすくすることで、企業の会計監査にかかる負担を軽減し、安心してサービスを利用できる環境を整えることを目指してSOC1 Type2報告書を取得しました。この取り組みによって、今後ますます効率的に会計業務を進めることができるでしょう。
バクラクの特長
バクラク経費精算
バクラク経費精算は、手入力をほぼゼロにする次世代の経費精算システムです。レシートや領収書を一括でアップロードして処理するAI-OCRを使用しています。これにより、経費精算の手間を大幅に軽減します。(詳細サイト:
バクラク経費精算)
バクラク申請
申請から承認までを手軽に管理できるバクラク申請は、内部ルールに合わせて独自のワークフローを作成可能で、AI-OCRを利用して手入力をほぼ排除します。これにより、データの連携がシームレスに行えます。(詳細サイト:
バクラク申請)
バクラク請求書受取
請求書処理に特化したバクラク請求書受取は、AI-OCRを活用して手入力をゼロに近づけ、会計ソフトともスムーズに連動します。電子帳簿保存法にも対応しています。(詳細サイト:
バクラク請求書受取)
バクラクビジネスカード
法人向けビジネスカードであるバクラクビジネスカードは、業務の効率化を図るための機能が満載です。今後の利用拡大が期待されます。(詳細サイト:
バクラクビジネスカード)
バクラク請求書発行
請求書作成から送付、保存までを全て自動化するバクラク請求書発行システムも導入されています。これにより、企業はペーパーレス化を迅速に進めることが可能になります。(詳細サイト:
バクラク請求書発行)
結論
「バクラク」シリーズの最新の取り組みにより、企業は内部統制の評価が容易になり、会計監査にかかる負担を軽減できるように。これからも企業のデジタル化を推進し、効率的な業務運営が可能なプラットフォームを提供していくことが期待されます。今後も目が離せない存在となるでしょう。