金沢大学の新VC
2023-05-10 16:52:17
金沢大学初の自己財源完全出資型VCが設立されました。
金沢大学が設立した新たなVCの誕生
金沢大学がその自己財源100%出資によるベンチャーキャピタル「株式会社ビジョンインキュベイト」を設立したことが話題を呼んでいます。この取り組みは、国立大学による自己財源完全出資型のVCとしては国内初の試みです。令和5年5月9日に文部科学大臣と経済産業大臣からの認定を受けたこのプロジェクトは、北陸地域のスタートアップ ecosystem の強化を目指しています。
産業競争力強化法に基づく認定
「株式会社ビジョンインキュベイト」は、産業競争力強化法に基づく特定研究成果活用支援事業計画に基づき、その事業におけるスタートアップ企業の創出と成長を支援することを目的としています。文部科学省と経済産業省が共同で認定を行ったこの企画は、地域の技術と資源を最大限に活用し、持続可能な成長を促進することを意図しています。
地域との共創を目指して
この株式会社は、金沢を拠点に北陸地方におけるイノベーションを推進するため、他大学や産業界、自治体、そして起業家とのネットワークを構築し、共同での活動を進める方針です。その活動によって、ビジョンインキュベイトは新しいスタートアップ企業の育成を支援すると共に、地域の潜在能力を引き出す役割を果たすことを目指します。
ファンドの設立と投資活動
今後、金沢大学からの出資に関しても、文部科学大臣の認可を得た上で実施される予定です。「株式会社ビジョンインキュベイト」は、管理する投資事業有限責任組合(ファンド)を通じて、地域内のスタートアップ企業への支援・投資活動を行っていく計画です。特に1号ファンドでは、文部科学大臣から出資の認可を受けた金沢大学が出資を行い、北陸地域に広く有限責任組合員(LP)を募集する方針です。
このように、金沢大学の新たなベンチャーキャピタルの設立は、北陸地域におけるスタートアップによる社会的な価値創造に大きく寄与することが期待されています。これが結果的に地域経済にどのような影響をもたらすのか、今後の展開に注目が集まります。
まとめ
金沢大学による「株式会社ビジョンインキュベイト」の設立は、地域のスタートアップを支える新たな力となるでしょう。文部科学省の認定を受けたこのプロジェクトが、北陸地域でのイノベーションを促進し、社会との共創を実現する道筋が整いつつあります。これを機に、より多くのスタートアップが生まれ、地域の活性化が図られることを期待しましょう。
会社情報
- 会社名
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国立大学法人金沢大学
- 住所
- 石川県金沢市角間町
- 電話番号
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076-264-5111