政府によるICTリテラシー向上プロジェクト
総務省は、2023年1月22日より「DIGITAL POSITIVE ACTION」という新たなプロジェクトを立ち上げ、インターネットやSNSの利用者のICTリテラシーを向上させる取り組みを開始しました。このプロジェクトは、官民の多様な関係者が連携を図り、情報通信技術に関する知識を広めることを目的としています。特に、インターネットの安全利用を促進するため、毎年2月に実施される「セーファーインターネットデー」に合わせて、関連する総合Webサイトが本日公開されました。
インターネットとSNSの利用に伴う課題
インターネットやSNSの急速な普及に伴い、私たちの生活は便利になってきましたが、一方で偽情報や詐欺広告、誹謗中傷の材料が広がりを見せています。特に、災害やパンデミック時には、偽情報が深刻な影響を及ぼす可能性があり、このような状況を踏まえ、正しい情報を選び取る能力が求められています。国民一人一人が、デジタル社会の一員として、他者への影響も考慮しながら責任ある行動を取ることが重要です。
「DIGITAL POSITIVE ACTION」プロジェクトの概要
新しいプロジェクトでは、ICTリテラシーの向上を図るために、連携する19の企業や団体とともにセミナーや教材の提供を行います。セミナーでは、青少年や保護者、高齢者向けにそれぞれの特性や課題に応じた内容を盛り込む予定です。さらには、普及啓発教材やフリーレポートなども用意し、すべての世代がデジタル技術について学ぶ機会を提供します。
総合Webサイトの機能
本日公開された総合Webサイトでは、「DIGITAL POSITIVE ACTION」プロジェクトに関わるさまざまな活動を紹介しています。特に、個々の参加企業や団体による取組やセミナー情報が集約されることで、利用者は最新の情報を簡単に入手できるようになっています。今後は、このサイトを通じてコンテンツの拡充を図り、さらなるICTリテラシー向上を支援する予定です。
自分自身を守るための知識を得よう
インターネットやSNSを利用することは、生活に便利さをもたらす一方で、注意が必要です。このプロジェクトを通じて、私たちが情報を正しく判断できる力を養い、安心してインターネットを利用できる環境を整えることを目指します。ぜひ、総合Webサイトを訪れて、多様なリソースを活用してみてください。
総務省「DIGITAL POSITIVE ACTION」Webサイト項目
このプロジェクトは、ICTリテラシー向上を目的とした国の取り組みの一環であり、全国民のデジタルスキルの底上げを目指しています。将来のデジタル社会を見据えて、皆さんもこの取り組みに参加してみませんか?