スマートフォンで温度データ収集を手軽に!
株式会社チノーが2025年11月27日に発売予定の「スマートカードロガー MR532N」は、温度測定の新たな進化を遂げた製品です。通常のロガーはデータ回収の際、パソコンとケーブルで接続する必要がありますが、MR532NはNFC通信を利用して、スマートフォンをかざすだけで温度データを簡単に取得できます。この画期的な技術により、手間をかけずに温度管理が実現可能に。
NFC通信の利便性
NFC(Near Field Communication)は、近距離無線通信の技術で、タッチするだけでデータのやり取りが可能です。MR532Nは、このNFCを駆使し、外付けセンサーによって計測した温度を本体に収録します。これにより、特別な設定や複雑な操作をせずとも、スマートフォンアプリで使用し、温度管理に必要な設定を行うことができます。
アプリでの楽々管理
専用アプリを使えば、温度の警報設定や収録設定が簡単に行えます。さらにアプリでは、取得したデータをCSV形式やPDF形式でレポート化することが可能です。データをメール送信する機能も搭載しており、利便性がさらに増しています。
高い収録能力
「スマートカードロガー MR532N」には、1チャネルあたり最大10,000データを収録でき、2チャンネルを持つため、2か所の温度を同時に計測し、迅速にデータを回収できます。実際、2000データは約10秒で回収可能で、ユーザーの負担を大幅に軽減します。ロガーの電池が切れても、収録したデータは保持されるため、安心して使用できます。
幅広い用途
本製品は、冷蔵や冷凍の分野はもちろん、農業や研究機関、美術館など、様々な環境での温度管理にも対応しています。キッチン設備からコンクリート養生のための温度管理まで、多岐にわたる用途に利用できるため、業界を問わずニーズの高い製品と言えるでしょう。
環境にも配慮
電池の持ちは約2000時間と長寿命で、特に使用条件に依存します。IP64に対応しているため、環境変化にも強く、厳しい条件下でも安心して使用可能です。
価格と販売目標
「スマートカードロガー MR532N」の価格は46,200円(税込)で、業務利用が進むなか、2026年度末までに400台の販売を目指しています。温度センサ(T熱電対)は別売りとなりますが、フィールドでのニーズを考慮した設計になっています。
会社の歴史
株式会社チノーは1936年に設立以来、計測、制御、監視の分野で多くの実績を上げてきました。長年の技術を生かし、顧客の多様なニーズに応える製品を提供しています。温度ループを意識した製品開発が、品質と性能の向上に寄与することが期待されています。
おわりに
「スマートカードロガー MR532N」は、手軽さと多機能性を兼ね備えた製品で、温度管理の未来を変える可能性を秘めています。特に、業界での実用性が高いこの製品は、ぜひ一度試してみる価値があります。詳細は
公式ホームページをご覧ください。