障害者アートとエコバッグ
2022-03-24 09:00:05

障害者アーティストとのコラボで生まれたエコバッグとは?

新たなエコバッグが登場!



最近、注目を集めているのが障害のある作家のアートを使用したエコバッグ「エコバッグcoconi×ヘラルボニー」です。このバッグは、新たな試みとして、社会的な問題に取り組む企業活動が背景にあります。まず、この商品を開発したのは、1978年から和装小物を手掛けている株式会社清原です。長年培った縫製技術を活かしながら、異業種とコラボレーションし、新商品開発に力を入れています。

開発の背景と目的



清原では、地元の子育て世代のニーズを反映した商品開発にも取り組んでおり、2020年には新生児用おくるみ「kokurumi」が日本ギフト大賞の最高賞を受賞。また、コロナ禍の影響で需要が高まった布マスクの製造販売も行っています。そんな中、福祉実験ユニット「ヘラルボニー」との出会いが、今回のこのバッグの開発に繋がりました。

ヘラルボニーは、障害のあるアーティストの作品をプロダクト化することを目的とした団体で、今回のエコバッグには二人の作家のアートが採用されています。プロジェクトのスタートは、清原がヘラルボニーに協力を申し出、高まる社会的責任への意識とともに共感が生まれたことです。

エコバッグの特徴



「エコバッグcoconi×ヘラルボニー」は、使用済みペットボトルをリサイクルしたエコ素材で作られています。さらには、持続性撥水加工が施されているため、機能性も兼ね備えています。シワになりにくい素材を使用し、環境に優しいインクジェット捺染による染色方法で仕上げられています。また、地元の女性たちのアイデアを反映した「ママホシプロジェクト」を通じて、育児世代が本当に必要とするアイテムを提供することを目指しています。

コラボした作家たち



採用された作品は、知的障害のある作家たちのものです。例えば、伊賀敢男留さんの「海」と、SATOさんの「蟻」がその一端を担っています。伊賀さんは、小学生から絵画や木版画を始め、現在はさまざまなスタイルのアートを手掛けており、彼の作品は多くの人に感動を与えています。また、SATOさんは軽度の難聴を持ちながらも、美しい水彩画を描き続け、彼の独特のスタイルが多くの作品に表れています。

地域とのつながり



この商品は、滋賀県守山市を拠点としており、地域に根ざした企業の社会的責任の一環として捉えられています。企業との連携だけではなく、地域の子育てママや金融機関ともつながりを持ちながら、持続可能なものづくりを進めている点も大きな特徴です。

今後の展望



新商品開発への取り組みは、今後も続き、清原は地域社会と共に成長し続けることを目指しています。今回のプロジェクトは、限りある資源を有効活用し、障害者支援と環境保護を両立させることができる新しいビジョンを描いています。エコバッグの発売を通じて、多くの人がこの取り組みに興味を持ち、参加してくれることを期待しています。

商品情報



  • - 商品名:エコバッグcoconi×ヘラルボニー
  • - 発売日:令和4年3月22日
  • - 販売価格:¥3,850(税込)
  • - 販売先和奏サイト

ぜひ、この新しいエコバッグを手に取って、社会的メッセージを背負いながら、日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

会社情報

会社名
株式会社 清原
住所
滋賀県守山市古高町477番地の15
電話番号
077-582-2388

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。