工学院レーシングチーム、学生フォーミュラ日本大会2025に向けて新車両を披露

工学院レーシングチームが新車両を公開

工学院大学の「工学院レーシングチーム（KRT）」は、2025年8月19日(火)に八王子キャンパスで新車両のお披露目会を開催します。この新車両は、9月に愛知県で行われる「学生フォーミュラ日本大会2025」に向けて準備されたもので、多くの注目が集まっています。

チームは毎年、学生フォーミュラ日本大会に出場し、フォーミュラカーの設計と制作に励んでいます。昨年9月に開催された大会では車検に通過できず、動的審査に参加することが叶わなかったものの、非公式の試走では全体の3位にあたる好タイムを記録しました。これを糧に、今年はさらなる飛躍を目指しています。

新たな挑戦と改良ポイント

今年の新車両では、「パワフル・キビキビ」をテーマにエンジンを刷新。従来の高回転・高出力型から、特に低速コーナーでの加速に強い仕様に変更されました。5月には車両の初テストを行い、以降も10回以上の試走を重ねながら改良を行ってきました。

お披露目会では、この新車両の具体的な改良ポイントや設計プロセスについても詳しい解説が行われる予定です。チームリーダーの松本さんは昨年度の経験から、メンバー全員が課題に真摯に向き合い、成長したことを自負しています。「今年こそは優勝する」との力強い意気込みが伝わります。

また、補佐を務める石井さんは、製作経験が少ない2年生が多いため戸惑いもあったものの、先輩やOBOGの助けを借りて知識を吸収し、チーム全体でのスピード向上に成功したと述べています。このように、メンバー全員が力を合わせて目標に向かう姿勢が感じられます。

お披露目会の詳細

お披露目会は2025年8月19日(火)、13時から14時まで行われ、会場は工学院大学八王子キャンパスのいぶきホールです。オンラインでも同時開催され、事前の申し込みが必要です。申込締切は8月5日(火)までで、詳しい情報は公式ウェブサイトで確認できます。

学生フォーミュラ日本大会とは

この大会では、学生たちが自ら企画・設計・製作した小型レーシングカーが、その安全性やデザイン性、スピードなどを競います。審査は車検、静的審査、動的審査と多岐にわたり、総合的な技術力が問われる場となっています。学生たちは、技術力だけでなく、課題解決やチームワーク、リーダーシップを発揮する必要があります。