森永製菓とコドモンが口腔ケア健康教育での協力を発表
このたび、株式会社コドモン(本社:東京都品川区)と森永製菓株式会社(本社:東京都港区)が、子どもの健康教育および保健指導を支援するための包括連携協定を締結したことを発表しました。この連携は、両社がそれぞれの強みを活かし、子どもの口腔ケアの重要性を高めることを目的としています。
包括連携協定の背景
コドモンは保育および教育施設向けにICTサービス「CoDMON」を提供し、保育現場の業務支援や質の向上に寄与しています。それに対し、森永製菓は2030年に向けたビジョンとして「ウェルネスカンパニーへの生まれ変わり」を掲げ、心・体・環境の健康を提供することを目指しています。特に、食べ物が好きなだけ楽しめるためには「自分の歯を残すこと」が重要であるとし、口腔ケアへの取り組みを推進しています。
子どもたちの健康教育への取り組み
子どもたちの口腔ケアは、健康な成長にとって欠かせない要素です。しかし、保育士が業務に追われる中で、専門的な知識を習得することは難しいのが現状です。これにより、子どもたちが給食後に歯磨きを行う際の適切な指導がなされず、トラブルが起こる危険性もあります。
これを受けて、コドモンが運営する「コドモンカレッジ」と森永製菓がそれぞれのリソースを持ち寄り、連携協定を結びました。主な目的は、保育施設における口腔ケアに関する知識の普及を図り、教育の質を向上させることです。
具体的な取り組み内容
この協定のもと、両社は以下の取り組みを行います。
- - オンライン研修コンテンツの共同制作:森永製菓の専門知識を活かし、保育者向けに口腔ケアに関する研修コンテンツを共同で開発します。2024年度からは「乳幼児期の口の中の発達のヒミツ」というテーマでの動画を配信し、好評を得ています。
- - 啓発資料の共同作成:保育者および子どもたちに向けて、口腔ケアの重要性を理解し実践できるような分かりやすい啓発資料を作成し、提供します。
これらの取り組みにより、健全な口腔育成を促進し、子どもたちの成長に寄与することが期待されています。
今後の展望
今後も両社は協力し、口腔ケアの啓発を推進していく。さらには、他の企業とも連携し、健康教育や保健指導の質を高めるための多角的なサポートを進行させていく方針です。その第一歩として、2025年11月には新たな啓発プロジェクトを開始する計画があります。
コメント
森永製菓の上席執行役員、松崎勲氏は「この協定が、未来を担う子どもたちとその保護者・保育者に対して、より良い健康教育を提供する一助となることを願っている」と述べています。一方、コドモンの代表取締役、小池義則氏は「今回の連携が、保育者に自信を持たせる支援となり、子どもたちの未来に繋がることを期待している」と語りました。
会社紹介
コドモンは、保育や教育現場に特化したICTサービスを提供する企業です。業界シェアNo.1の実績を持つ「CoDMON」を通じて、保育士の業務負担を軽減し、より高い保育の質の実現を目指しています。これまでの努力を支えに、今後も子どもに優しい環境づくりを続けていきます。