医師の人生を取り戻すための新しい取り組み
埼玉県さいたま市に本社を置く株式会社グリーンメチルが、医師のキャリア支援を目的とした「ドクターパーソナルコーチング」を始めました。このプログラムは、医療従事者が日常的に抱える判断や選択に対処するための思考整理を手助けするものです。医師は、診療の現場でさまざまな課題に直面するため、日常的に高度な判断を求められます。限られた時間の中で多様な症例に対応しながら迅速に決断することは、心身に負担を強いることがあります。
しかし、診療以外の場面においても医師は多くの重要な選択を迫られます。勤務形態の選択や専門分野の選び直し、開業や事業承継、さらには経営に関する判断など、様々な面で明確な答えが見えないことが多いため、医師1人1人が迷いを抱えることも珍しくありません。
課題と背景
医師達は、通常の業務に加え、自らのキャリアや役割についても考えなければならないため、次のような状態に陥りがちです。
- - 忙しさの中で思考が断片的になりやすい
- - 判断を下す余裕がなく、決断が早まってしまう
- - 相談できる相手も少なく、思考が内向きになりやすい
これらの状況は、医師自身にとっても、彼らが働く医療機関にとっても好ましいものではないと考えられます。
ドクターパーソナルコーチングのコンセプト
「ドクターパーソナルコーチング」は、医師とコーチが1対1で進める完全個別型のプログラムです。このプログラムの核心は、医師自身が考えるための支援を行うことであり、他者の意見や答えを提示することではありません。初めに医師の現在の状況を把握し価値観を整理、その後に思考の背景や要因を言語化するプロセスが設けられています。
以下のステップで支援が進められます:
1. 現状分析と自己理解の深化
2. 判断の背景要因の見える化
3. 定性的および定量的な目標設定
4. 優先順位や意思決定基準の明確化
5. 行動実践とフィードバック
コーチは、医師が現在の診療現場への復帰後も判断が分断されないよう、考え続けるための柔軟性を持った支援を行います。このようにして、医師が自らの選択を自分のものとして引き受けられる状態を目指します。
プログラムが促す変化
「ドクターパーソナルコーチング」は、特定の成果を保証するものではありませんが、医師は以下のような状態を目指して支援を受けることができます。
- - 診療以外の判断に対する視点が整理できる
- - 自分の価値観や優先順位を反映した選択ができる
- - 迷いを減らすのではなく、扱う力を身につける
- - 判断に対する納得感を得られるようになる
まとめ
取締役COOの匂坂仁哉は、「医師は多くの専門的判断を日常的に求められる職業であり、私たちのプログラムは医師自身が自分の思考を整理するための場を提供することを目指している」と語ります。忙しい現場に戻った後もユーザーが自分の判断を見返すことができる軸を持てること、そしてこの土台を整えることが長期的に医師として働き続けるためには重要な要素だとしています。
数字で見る会社概要
- - 社名:株式会社グリーンメチル
- - 所在地:埼玉県さいたま市大宮区
- - 設立:2021年2月1日
- - 資本金:8,730万6316円
医療現場が抱える課題解決に向けたアプローチとして、グリーンメチルの動向が注目されます。