丸紅新電力とサンヴィレッジの新たな協力関係
丸紅新電力株式会社と株式会社サンヴィレッジが、系統用蓄電池の運用業務委託契約を結びました。この契約により、サンヴィレッジ社が開発した4件の高圧系統用蓄電所(2MW/8MWh×4件)を、丸紅新電力がアグリゲーターとして運用します。まずは、栃木県足利市において2MW/8MWhの蓄電所を建設し、すでに連系を開始しています。これにより、電力市場や需給調整市場が新たな風を迎え入れることになります。
新電力の歴史と展望
丸紅新電力は、2000年に電力小売事業に参入し、以来、日本の電力市場自由化の流れとともに発展を遂げてきました。現在では、安定した電力供給を実現すべく、再生可能エネルギーや分散電源の調達力を強化しています。特に、最新のAI技術を取り入れ、需給の調整力をさらに深めることで、顧客からの要求にスタイリッシュに応える準備を整えています。これからは、「値段や安定供給」に加え、「グリーン・サステナブル」な付加価値の提供にも全力を注いでいく方針です。
サンヴィレッジの理念と取り組み
一方、サンヴィレッジは2012年に設立され、「地域との調和と協調」を基本理念に掲げてきました。特に、北関東地域での太陽光発電所の開発に力を入れており、安全安心な発電所の実現を目指しています。最近では、非FITによる発電所の開発にも手を広げ、再生可能エネルギーの普及を推進しています。これに関連して、電力系統の安定運用を確保するための「調整力」としての蓄電池の導入が、現代の重要課題となっています。
今後の目標
両社は、今後も協力して系統用蓄電所の開発を進めることで、日本全体の再生可能エネルギーの普及に寄与することを目指しています。具体的には、北関東だけでなく全国各地での系統用蓄電所の開発を目指し、最終的には250か所・合計出力500MWの達成を予定しています。これによって、脱炭素社会の実現に向けた一歩を進めることが期待されます。
企業情報
丸紅新電力株式会社
- - 名称: 丸紅新電力株式会社(丸紅株式会社の100%出資連結子会社)
- - 設立: 2011年1月
- - 代表者: 代表取締役 鈴木 敦士
- - 所在地: 東京都千代田区大手町一丁目4番2号 丸紅ビル
- - 資本金: 100,000千円
- - 事業内容: 電気の売買事業およびその代理、代行、仲介他
- - HP: 丸紅新電力
株式会社サンヴィレッジ
- - 名称: 株式会社サンヴィレッジ
- - 設立: 2014年2月
- - 代表者: 代表取締役 三村 挑嗣
- - 所在地: 栃木県足利市寺岡町351
- - 資本金: 100,000千円
- - 事業内容: 太陽光発電所の開発と再生可能エネルギー事業
- - HP: サンヴィレッジ
お問い合わせ
丸紅新電力株式会社アグリゲーション事業部
電話番号:03-3282-2350 (代表)
E-mail:
[email protected]
株式会社サンヴィレッジ
電話番号:03-6810-2685
E-mail:
[email protected]