八雷神面の帰還
2025-11-04 11:22:29

元興寺八雷神面、75年ぶりの帰還プロジェクトが始動!クラウドファンディングで復興へ

八雷神面、75年ぶりの帰還へ向けた運動が始まる



奈良県奈良市に位置する元興寺は、718年に建立され、古代日本仏教のルーツと思われる重要な寺院です。この寺院は先日、幕末の火災を免れた貴重な文化財「八雷神面」を75年ぶりに里帰りさせるためのプロジェクトを始めました。本プロジェクトは、地域の人々やファンの支援を求めるクラウドファンディング「READYFOR」を通じて行われます。

元興寺は、法興寺(飛鳥寺)の別院として建立され、日本の仏教が広まる基盤を築きました。寺院は長い間、檀家がなく無住状態で維持管理が難しくなっており、劣化が進行しています。そのため、復興のための費用が必要不可欠です。

クラウドファンディングの詳細


今回のプロジェクトは、八雷神面を元興寺に戻すことを中心に、本堂の改修やセキュリティの強化、庫裏の設備改善などに必要な資金を募ります。目標金額は1215万円。この金額は、八雷神面の輸送費や広報用のホームページ開設、不用品廃棄費用を含むものです。すでに銀行振込による事前申し込みが始まっており、オンライン申し込みは12月3日から1月31日まで受け付けられます。

八雷神面とは


八雷神面は、雷を象徴する神の形を表し、奈良時代から信仰を集めてきた重要な文化財です。その姿は、仏教の説話の中でも特に神秘的な存在として描かれ、疫病除けや厄除けのご利益をもたらすとされています。江戸時代には、観音堂の修復などに伴ってしばしば開帳され、多くの人々に信仰されてきました。

この面には、江戸時代に作成された護符や解説書が存在し、過去には雷神を助ける伝説があることが語り継がれています。震災や疫病の際には、しばしば神社で開帳され、信仰の対象となりました。

復興の必要性


元興寺は76年の歴史を有し、その過程で国宝や重要文化財が数多く所有されていますが、その維持には多大な努力が必要です。劣化が進行する中、本堂の外壁や構造、セキュリティの強化が急務となっており、特に本堂は近年に補助金が出ていますが、多くの費用は自己負担となります。

また、文化財を保全するための収蔵庫建設や、拝観を通じた地域の活性化にも取り組んでいます。元興寺の復興ロードマップは、八雷神面を戻すプロジェクトを皮切りに、さらなる文化根付けや地域振興へと繋がるものです。

参加の呼びかけ


このプロジェクトは、地域の人々や文化ファンにとって、古代から続く信仰の復活の重要な一歩といえます。みなさまのご協力を心よりお願い申し上げます。

詳細な情報や支援の方法は、クラウドファンディングサイト「READYFOR」でご確認いただけます。ぜひ、参加してみてください!


終わりに


元興寺やその文化財は、新たな時代を迎える中で、多くの皆様と共に歩んでいくことでしょう。歴史的な意義を持つこのプロジェクトに多くの方々が関心を寄せ、支援していただけることを期待しています。


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会社情報

会社名
元興寺
住所
奈良県奈良市芝新屋町12
電話番号

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