中学生の挑戦!
2025-06-01 11:21:22

中学生が島の魅力を伝えた「島あるき」、小川島で心温まる体験が実現

2025年5月18日(日)、佐賀県唐津市の小川島で、地域おこし協力隊の丸山氏が主催する「島あるき」が開催されました。このイベントでは、島に暮らす中学2年生の米倉愛さんが初のガイドを務め、家族連れ5組16名が参加しました。米倉さんは、吉野ヶ里町から小川島へ移住し、島留学制度を利用して4年目となります。「これまで多くの人から愛情を受けたので、今度は私が島の魅力を伝えたい」との思いから、自ら「おがわんと。」の活動名で地域おこしに取り組んでいます。

今回の「島あるき」のガイド役に指名された米倉さんは、事前に島の歴史について調査を行い、オリジナルのガイドブックを作成しました。ガイドブックには、「鯨見張り所」や「鯨供養塔」、さらに美しい景観が広がる「水の浦」、そしてシーグラス拾いが楽しめる「野原ノ下」など、知られざるスポットが盛り込まれていました。

ツアー中は、小川島の歴史や文化についても豊富な知識を持つ米倉さんが詳細に解説。特に、かつて捕鯨で栄えた小川島の過去に触れ、「鯨骨切り唄」の紹介や、実際に長さを再現したロープを使ったデモンストレーションには、参加者から驚きの声が多く上がりました。

参加者たちは、米倉さんのガイドを受けながら、ガイドブックを手に島の自然を満喫。米倉さんの熱心さと彼女が伝えたい思いは多くの参加者の心に届きました。
イベント当日、地域の人々も差し入れを持ち寄るなど、島全体が米倉さんの挑戦を温かく支えました。「中学生とは思えないほどしっかりしたガイドだった」「彼女の熱意に感動した」といった声が寄せられました。

米倉さん自身は、「ガイドをすることがとても楽しかった。伝えきれなかったことも多く、今後はもっと深いところまで情報を発信したい」と語りました。このイベントは、地域に暮らす若者が自ら島の歴史や魅力を掘り起こし、外部に向けて情報を発信する新たな地域づくりへの第一歩となりました。
さらに、丸山氏が子どもたちに届けた“波絵馬”は、大阪・関西万博の「ブルーオーシャンドーム」で展示される予定です。子どもたちは「海を守りたい」という願いを込め、絵馬に想いを託しました。地元の小学生として海洋プラスチック問題を学び、成長した彼らが島を案内する中学生へと成長する過程が、新たな教育の実践例ともいえます。これらすべての活動は、離島が抱える多くの課題に対し、観光と清掃を組み合わせた「リジェネラティブ・ツーリズム」の仕組みを構築する可能性を示唆しています。 プラスチックは悪者ではなく、適切に活用すれば資源となるのです。子どもたちの活動が、明るい未来の海を守る力につながることを願っています。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人唐津Farm&Food
住所
佐賀県唐津市浦5409番地7
電話番号
090-3263-4557

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