島根発の新しい「働き方」と「生き方」を探求するコミュニティ
島根県松江市に本社を構える
株式会社ソフィアクロスリンクが、私たちの働き方や生き方に対する新しい視点を提供する「なりわい探究塾」を開設しました。この取り組みは、地域、産業界、教育機関が協力し合いながら、変化し続ける時代における職業観やライフスタイルの転換を図るものです。
新しい働き方が求められる背景
現在、私たちは人生100年時代を迎え、従来の「終身雇用」モデルが常識とされていた時代から脱却しつつあります。
単一の職業に依存しない多様な働き方や生き方が求められる中で、ソフィアクロスリンクが注目するのは「自主プロジェクト」や「ボランティア」を含む「パラレルワーク」の概念です。
多くの人が抱える仕事に対する閉塞感や不安を解消し、「仕事とは何か」を再定義するための試みが始まりました。
職業観の変革
従来の働き方では、「私は○○社の[職業名]です」と名乗り、そのアイデンティティを職業によって限定されていました。しかし、これからは「私は△△をして、××を届けています」といった動詞的な表現が重要になります。この変化により、職業観は名詞から動詞へとシフトし、自分が何をするかによって自己を定義することが可能になります。たとえば「教える」という行為を通じて、自分自身の価値や能力を発見することができるでしょう。
仕事の再定義
ソフィアクロスリンクは仕事の定義にアプローチし、「仕事」とは単なる給与と引き換えに行う業務だけではないことを示しています。仕事は「し」と「こと」に由来し、「行動すること」を意味します。ここで言う仕事には、
経済的価値だけではなく、人的資本や社会的価値も含まれます。つまり、価値や意味のある活動を通じて、人は自己実現を果たすことができるのです。
「なりわい探究塾」の概要
「なりわい探究塾」は、島根県の地域密着型コミュニティとしてスタートしました。このプログラムでは、これまでの職業観を超え、新しい働き方・生き方を模索する人々が参加しています。参加者は「金銭的な仕事」と「生きがいを感じる活動」のバランスを取る方法について考え、対話と学びを深めています。
プログラムの内容:
1.
なりわいとは何か?
2.
アイデンティティについて考える
3.
意味づけをする
4.
なりわいを言語化する
この4回のワークショップでは、自己理解を深め、他者との対話を通じて新たな気づきを得ることを目指します。参加人数は24人で、オンラインでの開催が行われました。
地域密着型の強み
島根県という地域から発信することで、本プログラムは普遍的価値を地域の文脈に根付かせた独自の学びを実現しています。全国各地からの参加者が顔の見える関係性を築き、深い学び合いが進められています。
また、
社会教育士ネットワークを活かし、高い専門性に根ざした教育が行われています。参加者は、自らの内面的な探究を通じて、その成果を他者に伝えることで、新たな自己理解を深めます。
参加者の成果
アンケート結果によると、75%の参加者が「とても満足」と答え、58%が「なりわい」の言語化に成功したと考えられています。参加者の多くは、自身の内発的動機を発見し、新しい生き方の可能性を見出しています。
今後の展望
今後は、初級・中級・上級コースの設計や地域に根ざした人材育成を進め、パートナーシップを通じて多様な人の参画を促進する動きを強化していく予定です。また、オンライン形式での提供拡大も計画されています。
参加を希望する方へ。
自分の働き方や生き方に懸念を抱いている方、また社会教育や地域貢献に関心をお持ちの方にとって、「なりわい探究塾」は新しい一歩を踏み出すための大きな支えとなるでしょう。あなたも新しい「なりわい」を見つけ、実践する一員となりましょう!