モデルナ・ジャパンが新型コロナワクチンの新たな承認を取得
モデルナ・ジャパン株式会社はこのたび、厚生労働省から新型コロナウイルス感染症に対応したワクチンの承認を取得したことを発表しました。これまでのワクチン開発において、モデルナはmRNA技術の先駆者として知られていますが、今回の承認は特に重要なステップとなります。
新型コロナワクチン「スパイクバックス®筋注シリンジ」とは
承認を受けたのは、2つの「スパイクバックス®筋注シリンジ」です。1つは12歳以上を対象とした製剤、もう1つは6ヵ月から11歳向けの製剤です。それぞれ、LP.8.1という新たな株に対応しており、2025/2026シーズンのインフルエンザ等に備えた準備が進められています。
この承認に伴い、新型コロナウイルスに対する集団免疫をさらに強化することが期待されています。特に、将来の流行に備えたワクチン接種は非常に重要です。モデルナでは、これらの製剤を9月と10月から供給開始する予定です。
接種対象者と定期接種の開始時期
LP.8.1に対応したことにより、ワクチン接種の対象者は生後6ヵ月以上に拡大します。特に、2025年10月から始まる定期接種の対象として、以下の方々が指定されています。
- - 65歳以上の方
- - 基礎疾患を有する60歳から64歳の方
- 心臓や腎臓、呼吸器機能に障害をもたらし、生活が極度に制限されている方
- ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害のある方
これにより、より広範囲にわたる年齢層にワクチンを実施できるようになり、感染症によるリスクを減少させることが期待されます。
モデルナのmRNA技術の革新
モデルナは、mRNA医薬品分野での革新を追求しており、医薬品の製造方法を根本から変えるアプローチで知られています。これにより、疾患の治療と予防における新たな可能性が広がっています。特に新型コロナワクチンの開発はその顕著な例であり、驚異的な速度での研究開発が行われています。
モデルナのmRNA技術は感染症や免疫腫瘍学、さらには希少疾患の治療においても活用されており、社員は人々の健康とウェルビーイングの向上に向けて努力を重ねています。
結論
モデルナ・ジャパンは、新型コロナウイルスのワクチン接種の重要性を広め、より多くの人々がワクチン接種を受けられるよう努めています。この新型ワクチンの承認は、多くの国民の健康を支える重要な一歩といえるでしょう。今後も、モデルナの進展に目が離せません。