労働組合のデジタル変革を担う新名簿管理システムの誕生
労働組合の活動は、単に制度や数字にではなく「ひと」に重きを置くべきだと、j.union株式会社(東京都新宿区)が考えています。彼らはこの理念に基づき、労働組合向けの会員管理サービス「ひとログQoU」をリブランディングし、2025年11月10日から新たに『くみあいDB hito+(くみあい でぃーびー ひとプラス)』として提供することを発表しました。この新しいサービスは、組合員一人ひとりに寄り添い、データを活用した組合運営のデジタル変革を推進することを目的としています。
リブランディングの背景
これまで、多くの労働組合では名簿や相談記録、共済管理といった情報が、担当者ごとに異なるエクセルファイルで管理されていました。このため、組合員の状況を組織全体で簡単に共有できないという課題がありました。しかし、『くみあいDB hito+』は、こうした問題に対応する新たな解決策を提供します。
このサービスは、データをクラウドで一元的に管理することで、執行部が組合員情報を正確かつ迅速に把握できるようにします。これにより、事務処理は効率化されるだけでなく、組織として「個」を重視した運営が実現します。
名簿管理の新しいステージ
『くみあいDB hito+』は、全国の労働組合に幅広く導入されている「ひとログQoU」を進化させたものです。導入率は100%を誇り、操作性や使いやすさ、安全性などが評価され、ユーザーからの信頼も厚いです。今回のリブランディングにより、以下のような施策を通じて、労働組合のデジタル変革をさらに進めていきます。
- - 名簿管理の機能向上
- - ユーザーインターフェースの改善
- - 他の各種ソリューションとの連携強化
特に、ユニオンスマートフローやWeb財政部長、くみあいアプリなどとの統合により、『くみあいDB hito+』は名簿管理にとどまらず、組合員の相談支援や共済管理など多岐にわたる関連業務をサポートする総合的なデータ基盤として進化します。これは、データを「つなぐ」ことで、組合運営をより人間中心に支えるものです。
リニューアルのキーポイント
新しいブランド名『くみあいDB hito+』には、名簿管理機能を超えて、組合活動全体を支持する意志が込められています。「ひとログQoU」との違いを明確にし、お客様のニーズに応じて機能が拡充されることを象徴しています。さらに、機能面でも様々な改善が行われ、デジタル化を進める労働組合にとって不可欠な存在になることでしょう。
ユーザーサポートの体制も強化され、導入支援や問い合わせ対応がしっかりと行える体制が整備されています。新しいデザインやセキュリティの強化により、使用感が向上し、全体的な処理能力も向上しています。
会社概要と今後の展望
j.union株式会社は1989年に設立された企業で、労働組合専門の活動支援を行っています。本社は東京都新宿区に位置し、今後も『くみあいDB hito+』を通じて組合活動のデジタル化を支えるパートナーとして進化し続ける意向を示しています。新しいブランド名『くみあいDB hito+』は、これからの働き方を支える重要な役割を果たすことでしょう。この取り組みを通じて、労働組合は新しい形でのコミュニケーションと運営の在り方を模索していくことが期待されています。