西武鉄道、全従業員3600名がkintoneを活用
西武鉄道株式会社は、全社員約3600名にわたるkintoneの導入により、業務のデジタル化を進め、業務プロセスの改革を実現しています。サイボウズ株式会社が提供するkintoneは、企業向けの業務改善プラットフォームであり、紙ベースからデジタルへの移行を目指す中で重要な役割を果たしています。
導入の背景
西武鉄道の情報システム部では、「デジタルネイティブ企業」に向けた長期ビジョンを掲げ、業務効率を高める数字ツールの活用を目指しています。これに伴い、まず紙での管理を徹底的にデジタル化することが必要とされ、業務基盤の整備に着手しました。現場が自発的にアプリを開発できる環境の整備が求められており、その一環としてノーコードでのアプリ開発を可能とするkintoneの導入が決定されました。
2023年に一部部署での導入が成功したことを受け、全社展開が進められています。特に、タブレットを使った現場作業を行う従業員にとっても、使いやすいインターフェースを持つkintoneは理想的な選択肢だったのです。
ワイドコースとアプリの可視化
現在、西武鉄道では全従業員がkintoneアカウントを持ち、大規模利用向けの「ワイドコース」を使用しています。このコースの「アプリ分析」機能を活かして、利用状況の可視化が行われています。この機能により、アプリの登録状況や使用頻度がレーダーチャートで示され、不必要なアプリ削除や業務改善の手続きが行いやすくなっています。これにより、ガバナンスと業務改善が同時に進められています。
アプリ開発のサポート体制
西武鉄道では現在、約1400のアプリが開発中であり、その中から約200のアプリが実際に業務で利用されています。各部署では開発用と本番用のスペースを設け、従業員が自由にアプリを開発できる環境を整えてあります。実際の運用には情報システム部が関与し、アプリの設定が適切であるかをチェックします。
また、活用するプラグインは各部署からの要望を受け、情報システム部が安全性を確認した後で運用を開始しています。現在、60以上のプラグインが利用可能で、多岐にわたる業務を支えています。
未来の展望
kintoneの導入により、紙の運用が大幅に削減されています。しかし、全社的な利用が進む中で、各従業員のスキルにはまだばらつきがあるのが現状です。情報システム部では、各人の習熟度に応じたサポート策を設け、全体的にスキルアップを図る予定です。また、今後はkintoneのAI機能の活用も視野に入れ、さらなる効率化を促進していく意向です。
このように、西武鉄道のkintone導入事例は、業務改革やデジタル化の重要な成功事例の一つとなっています。全従業員が手軽にアプリ開発に参加できる環境が整備され、業務の質向上に寄与しているのは間違いありません。詳しくは、
kintoneの導入事例ページで監覧いただけます。
kintoneについて
kintoneは、サイボウズが提供する業務改善プラットフォームで、国内で41,000社以上の企業に利用されています(2026年9月末時点)。このプラットフォームはITの知識がなくても、自社の業務に合わせたアプリを簡単に作成でき、速やかに業務改善を実現できます。主な機能には、データベース管理、コミュニケーション機能、プロセス管理が含まれ、さまざまな業務利用が可能です。