物流業界の未来を切り拓くイベント
2025年1月23日、船井総研ロジ株式会社が主催した「第2回 物流管理統括業務の高度化セミナー」が盛況に開催されました。このセミナーは、特に荷主企業を対象としたもので、今後の物流業界における重要なテーマが取り上げられました。
セミナーの目的と参加者
このセミナーは、2024年問題に対する具体的な改善策が求められる荷主企業や、物流関連2法改正の影響を理解し、対応策を模索している企業にとって非常に有意義な内容でした。また、「最高ロジスティクス責任者(CLO)」の設置義務についての説明も行われ、参加者は今後の物流管理の重要性を再認識しました。
講座内容の詳細
第一講座:自社を取り巻く物流と法律の変化
この講座では、物流関連2法改正が与える影響とその対策について詳しく解説されました。特に、輸配送の変化とその対策が具体的に示され、企業が直面する課題をどのように克服すべきかに焦点が当てられました。
第二講座:2025年、物流不動産はこう変わる
次に、物流不動産の現状と課題についての講義が行われました。この講座では、物流を不動産として捉える新しい視点が提供され、未来の物流施設の在り方について議論が展開されました。
第三講座:船井総研ロジが考えるCLOとは
最終講座では、CLOが持つべき視点や役割についての講義がありました。法律で義務化されたCLOの設置に関して、その背景や具体的な役割を理解することができました。
CLO設置の義務化
2024年4月26日には、物流総合効率化法と貨物自動車運送事業法が改正され、CLOの選任が義務化されることが決まりました。この法律の改正は、荷主企業に新たな責任を伴うものであり、CLOの選任が法律で定められています。この背景についても詳しく解説され、企業がどのように対応するべきかの具体策が示されました。
船井総研ロジ株式会社について
船井総研ロジは、物流戦略から倉庫の現場改善、物流コスト削減などを手掛ける日本最大級の物流コンサルティング会社です。また、荷主企業の物流責任者が集うコミュニティ「ロジスティクス・リーダーシップ・サロン」も運営しており、ログ業界の情報交換の場としても機能しています。
このセミナーを通じて、参加者は物流業界が抱える課題を理解し、未来の物流管理に向けた具体的な戦略を学ぶことができました。今後も船井総研ロジは、物流業界の発展と荷主企業のサポートを続けていくことでしょう。