フライワイヤー、日本での外国人留学生学費サービスを拡大 40校達成

フライワイヤーが日本の外国人留学生市場に進出



フライワイヤー(Flywire)が日本における外国人留学生向け学費決済代行サービスを拡大しており、現在までにジャパニーズ教育機関の約40校が同社のサービスを導入しています。この取り組みは、外国人留学生が日本での教育を受ける際の学費振込の利便性や迅速性を向上させることを目的としています。

フライワイヤーの概略



フライワイヤーは、2009年にアメリカのマサチューセッツ州ボストンで設立され、海外留学生専用の学費決済を提供する企業として知られています。創業当初、多くの留学生が直面していた課題に対処するため、効率的な決済手段を提供することを目指してきました。特に高額な送金手数料や不利な為替レート、送金の遅延といった問題に注目し、自社で開発した独自のスキームに基づくサービスを展開しています。

日本市場への進出



日本の教育機関に通う留学生の数は、2015年には208,379人に達し、前年対比で13.2%の増加を記録しています。また、日本政府は2020年までに外国人留学生の数を30万人に増やすことを目指しており、教育市場における成長のポテンシャルは非常に大きいと言えます。これを受けて、フライワイヤーは日本法人を設立し、早速日本の大学や専門学校へのサービス提供を始めました。

40校の導入



現在、グロービス経営大学院や熊本学園大学、京都芸術工科大学、カイ日本語スクールなどがフライワイヤーのサービスを採用しており、留学生に専用の決済手段を提供しています。このサービスにより、学費の支払いが簡素化され、スムーズな送金が実現されています。特に、決済手数料がほとんどかからない点や、現地通貨での決済が可能な点が留学生にとって大きなメリットとされています。

今後の展望



フライワイヤーは今後も日本の教育機関に向けたサービスの普及を続け、留学生の受け入れ拡大に寄与していく意向です。特に、コロナ禍を経て国際的な移動が徐々に回復しつつある中で、留学生が日本での学びを希望するケースが増えていくことが期待されています。

このように、フライワイヤーの持つ技術とネットワークは、日本における留学生の受け入れ環境を整える上で非常に重要な役割を果たすこととなるでしょう。今後の成長が期待されるこの市場で、フライワイヤーはどのように進化を続けていくのか、今後の動向に目が離せません。

会社情報

会社名
フライワイヤー合同会社
住所
141 Tremont St, Boston, MA 02111, USA
電話番号

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