東京・千代田区のザ・キャピトルホテル 東急では、秋の風物詩、上海蟹をふんだんに使った特別なコース料理が登場します。日本では珍しい、旬の上海蟹を思う存分楽しむことができる「上海蟹コース」は、2024年10月15日から12月27日までの期間限定で、中国料理「星ヶ岡」で提供されます。このコースは平日ディナー限定、予約必須の特別メニューです。
上海蟹は、その濃厚な味わいと栄養価から近年多くの美食家に愛されており、特に秋から冬にかけてが最も美味しいと言われています。この時期の上海蟹は、蟹味噌が豊かで、身もしっかりと締まっており、まさに絶品です。コース料理では、蟹の風味がたっぷり詰まった様々な料理が用意され、食すごとに異なる魅力を感じることができます。
特に注目すべきは、丁寧にほぐした上海蟹の身を甲羅に詰め、紹興酒で蒸し上げる姿蒸しです。この料理は、蟹本来の旨味を存分に引き出し、風味は芳醇でありながらも繊細で、見た目の美しさにも拘った逸品です。また、大きな肉団子に蟹の身や蟹味噌を合わせた「獅子頭」も、旨味が凝縮されたスープに浮かび、特別な一皿に仕上げられています。
「上海蟹コース」の中でも特に一押しなのが、「上海蟹肉内子と岡干し吉切鮫尾鰭のふかひれ姿煮」です。これは、蟹味噌が贅沢に溶け込んだ、豊かな味わいのスープで煮込まれたふかひれとたっぷりの蟹身が組み合わさった、贅沢な一皿です。その滋味は、滋養豊かで、提供される度に感動を呼ぶことでしょう。紹興酒とのペアリングもぜひお楽しみください。
コースメニューには、他にも豪華な一品が多数揃っており、北海道育ちのひこま豚を使用したアミューズ・ブーシュや、冷菜の盛り合わせ、帆立貝とアスパラガスの蟹味噌炒め、さらに北京ダックなど、これまでの中国料理の概念を覆すような料理が勢揃いしています。
中国料理「星ヶ岡」のシェフ、山橋孝之氏は、中国料理の伝統を守りつつ、和食や西洋料理の要素も取り入れた料理を提供することで、革新を創造し続けています。彼の料理は、国内外のさまざまな賞を受賞し、技術と創意の結晶と言えるでしょう。世代を超えた美味しさを提供し続ける「星ヶ岡」で、ぜひこの季節の味覚を楽しんでください。
「上海蟹コース」は2名様から予約可能で、他の高級食材に合わせた料理も堪能できますが、その内容は仕入れ状況によって変わることがあるため、事前の確認をおすすめします。時の流れによって変化する全ての料理は、まさに美食の芸術とも言えるでしょう。訪れた際には、ぜひ極上の上海蟹をお楽しみください。