JICA海外協力隊の課題と現状
日本の国際協力を象徴する存在であるJICA海外協力隊が、発足から60年を迎えた現在、その応募者数が危機的な減少を見せています。かつて年間1万2000人に達していた応募者数が、今や2000人を下回る状況となっています。この事態は地域社会や多くの国々に対するボランティア活動の未来にも影響を及ぼしていると考えられます。
現状を読み解く
この問題について、1月22日放送の『ABEMA Prime』では特集が組まれました。MCを務めるEXITのメンバー、りんたろー。は、応募者の減少は「人々が他人に手を差し伸べる余裕がなくなってきていることの表れ」とコメントし、自身も「知らない土地への冒険には全く関心がない」と述べています。これは、アフリカ・マラウイ共和国で教育ボランティアとして派遣された元海外協力隊員の女性の体験談とも合致します。彼女は「現地では本当にその支援が必要なのか疑問を感じることが多い」と語り、理想と現実のギャップが存在することを訴えました。
日本社会の現状
兼近大樹も番組内で、自身の考えを基に「今の日本はもはや先進国ではないのではないか」と指摘。国内の見えない格差が広がる中、一人一人が自分の辛さを優先せざるを得ない状況が続いているとの見解を示しました。これにより、海外に目を向ける余裕が失われているとも言えます。
ボランティアのあり方
元海外協力隊員は、ボランティア活動を志望する若者に向け、「必要とされない国での活動に直面することもある」と苦言を呈します。ボランティアとして求められる働きと、現地の人々が求める支援とは必ずしも一致していない現実があるのです。兼近は実際にボランティアに関わった際の経験から、「それを要請した人の望む形と、実際にボランティアとして現地に行った人が感じるギャップが存在する」と感じています。
海外協力隊の意義
最終的に、兼近はJICA海外協力隊について「ボランティアとしてだけでなく、自分のスキルを磨く機会にもなる」とし、活動の意義を再定義しました。楽しい経験ができるとともに、普段は味わえない体験が待っていると語ります。このように、活動を通じて自らを成長させる機会として捉える視点は、今後の応募者増加にも寄与するのではないでしょうか。
まとめ
JICA海外協力隊の現状についての議論は、日本社会が向かうべき方向性を示唆するものでした。社会的な課題が山積している中、協力隊の意義を再確認し、将来の道を考えていく必要があると言えるでしょう。番組の内容は、ABEMAで見逃し配信されるため、興味のある方はぜひご覧ください。