2020年6月3日、新木場の著名なイベントスペース「スタジオコースト」が新型コロナウイルスの影響を受けて、経営支援のためのプロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、感染防止のための緊急事態宣言の発出以来、営業自粛を迫られている同施設の経営に重要な支えとなることを目的としています。プロジェクトは7月15日までの約1ヶ月間にわたり、目標金額は1,000万円に設定されています。
新型コロナウイルスの影響で、スタジオコーストは週末に開催される「ageHa」イベントの自粛を余儀なくされており、通常の営業再開についてもその道筋が見えていないという厳しい現実があります。新木場は、音楽やアートを愛する多くの人々にとって特別な場所であり、その営業停止はコミュニティ全体に影響を及ぼしています。
この状況を受け、スタジオコーストは過去の試練—例えば、2011年の東日本大震災を乗り越えた記憶—に立ち返り、再び同様の精神でこの困難を乗り越えることを誓っています。「WE BELIEVE OUR FUTURE」というメッセージを掲げ、支援を呼びかけているのです。
集まった支援金は、実際の経費—地代家賃、設備維持費、水道光熱費、人件費など—に充てられる予定です。また、支援者にはリターンとして「感謝のお手紙」やオリジナルグッズが用意されています。具体的には、支援金額に応じて様々なリターンが用意されており、3,000円で感謝のお手紙、5,000円では対象デザインのTシャツ、さらには50,000円と100,000円では特典付きのチケットや長期的なドリンク代無料などの面白いリターンが用意されています。
スタジオコーストは2002年に江東区新木場に誕生し、以来、音楽ライブや企業イベント、ファッションショーなど、多岐にわたる催しを展開してきました。昨年は320本以上のイベントが開催され、45万人以上の来場者を記録しました。スタジオコーストは昼と夜で異なる顔を持ち、訪れる人々に多彩な文化体験を提供しています。
今回の経営支援プロジェクトは、そんなスタジオコーストが困難を乗り越え、さらなる発展を目指すための重要なステップです。音楽やイベントを愛する皆さんからの支援を心よりお待ちしています。プロジェクトに関する詳細は、
こちらからご確認いただけます。
なお、スタジオコーストを運営する株式会社マザーエンタテイメントは、東京都江東区新木場に本社を置き、イベントホールの運営や各種イベントの企画・運営を行っております。代表取締役社長は吉奥祐介氏です。