ハコの日とダンボールワン
2025-08-04 11:31:28

ハコの日を迎えた紙パッケージ市場の今とダンボールワンの成長戦略

8月5日 ハコの日の意義と紙パッケージ市場の現状



8月5日は日本における「ハコの日」です。この日を通じて、紙パッケージの大切さと、その市場の今後の展望を見つめ直す機会となっています。近年、紙パッケージ市場は新型コロナウイルスによる影響を脱して徐々に回復し、特に段ボールの需要は市場の60%を占めるほど堅調です。

この成長は、持続可能な環境への配慮が高まる中で、特にリサイクル可能な紙製品の需要が高まることによるもので、2024年度の紙パッケージ市場規模は前年度比で0.6%の増加が見込まれています。これは2030年度に向けても、2022年度比で約10%の成長を期待できる点を示しています。

Eコマースとダンボールワンの成長



近年のEコマースの急成長も、紙パッケージ市場に追い風を与えています。2023年度のBtoC-EC市場は約14.6兆円に達し、EC化率も9.38%に達しました。この市場拡大に伴い、個別配送用の段ボールや梱包材のニーズが急増しています。

当社が展開する「ダンボールワン」は、この流れに乗り、売上を着実に伸ばしております。2019年には23億円だった売上が、2024年には84億円に達すると予想されています。これは、EC化が進む中で、的確な梱包資材の提供が評価されている結果です。

ダンボールワンの成長の要因



ダンボールワンは1978年に創業以来、段ボールや梱包資材を扱うECサイトを運営してきました。特に、2005年に業界に先駆けてEC化したことで、現在では国内シェアNo.1の地位を確立しています。この成功の裏には、商慣習を見直し、効率的な事業運営を追求する姿勢があります。

2017年にはMBOを経て、2018年からは利便性を求めた受発注プラットフォームへの転換が行われました。2020年にはラクスル株式会社の資本参加を経て、2022年には完全子会社化。これにより、グループ全体のシナジーを活かし、商品のラインナップやサービスの向上が図られています。

未来に向けた取り組み



ダンボールワンは、商品の幅をさらに広げる計画を進めており、現在では取り扱い商品点数が11万点に達しています。そして、2025年度には会員数が80万人を超える見込みです。また、ラクスルとのID統合により、ユーザーはワンストップでサービスを利用できる環境が整いました。

さらに、社内の梱包資材製造と仕入れ体制の強化も進行中。ラクスルグループに加盟してからは、関連会社との連携を強化し、オリジナル手提げ紙袋の製造も開始しました。

まとめ



今後もダンボールワンは、環境に配慮した製品の開発や、デジタル化を通じて持続的な成長を目指します。紙パッケージ市場が緩やかに成長を続ける中、ダンボールワンはそのニーズに応えるプラットフォームとして、さらなる価値の創出に努めていくことでしょう。ハコの日を機に、紙の可能性に目を向けることが求められています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

会社情報

会社名
ラクスル株式会社
住所
東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズ 森JPタワー 19階
電話番号
03-6629-4892

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。