アジア都市透視展:空想と実在の交差点
2021年3月19日から28日まで、東京・渋谷にあるアートセンター「shibuya-san」で、空想地図作家の今和泉隆行さんと実在都市デザイナーの三文字昌也さんによる「アジア都市透視展」が開催されます。この展示では、二人がアジアの都市を独自の視点で描いた空想イラストが展示され、訪れる人々に新たな都市の見方を提供します。
「shibuya-san」は渋谷駅前に位置する観光案内所兼アートセンターであり、世界のクリエイターと「TOKYO」の関係性を広げる役割を担っています。この場所での展示は、両者のこれまでの作品を通じて、実在の街と空想の世界をつなぐ素晴らしい機会となります。
展示の内容とテーマ
今和泉隆行さんは7歳から空想地図を手がけており、多くの人々に異なる視点からの地図の魅力を伝えてきました。彼の作品は、土地の歴史や文化を反映し、観る人々に新しい発見をもたらします。一方、三文字昌也さんは、国内外の都市計画を研究しながら、自らの商店や屋台を運営する実践家です。彼は、アジア圏での都市デザインや民間商業の重要性を広める活動を行っています。
この展示では、二人がアジアの都市を訪れることで直面した様々な風景や情景から得たインスピレーションを基に、空想と実在が交差する「都市透視図」が描かれています。会場には、彼らが取り組んできたプロジェクトや作品が展示され、アジアの多様な都市の魅力が伝えられます。
開催概要
- - 会期:2021年3月19日(金)〜28日(日)
- - 時間:10:00~20:00(休館日なし)
- - 会場:shibuya-san( 渋谷フクラス1F、東京都渋谷区道玄坂1-2-3)
- - 料金:無料
トークイベントのご案内
展示期間中、3月20日(土)にはトークイベントが行われます。参加人数は10名までで、マスク着用や手指消毒などの感染対策が求められます。オンラインでの配信も予定されていますので、興味がある方はぜひ公式インスタグラムからご確認ください。
作家のプロフィール
今和泉隆行は、7歳から空想地図を描く作家。大学時代には全国300都市を巡り、各地の地形や文化に磨きをかけてきました。地図を通じて人々の営みを読み解くことを大切にし、現代美術作品として多くの美術館で作品を展示しています。
三文字昌也は、都市デザイナー兼建築士。都市計画を専攻した大学院での学びを基に、2018年に独立。商業運営や地域計画の実績を持ち、アジア圏の屋台や夜市についての研究も行っています。彼の作品も地域文化の重要性を強調しています。
この「アジア都市透視展」は、ただのアートの展示以上に、都市の歴史や文化に触れながら新たな視点を得るための素晴らしい機会です。空想と実在が融合するこの展覧会、ぜひ訪れてみてください。