新メディア教育
2025-04-08 11:06:49

遊びながら学ぶ新しいメディアリテラシー教育の形

遊びながら学ぶ新しいメディアリテラシー教育の形



最近、情報社会においてメディアリテラシーはますます重要性を増しています。そんな中、神奈川県鎌倉市に本社を置く株式会社ルテシアが新たに発表したのが、新聞を素材としたアナログゲーム型教材『ベストスクープ!学校版』です。これは、新聞を楽しく読みながら、子どもたちが情報リテラシーを身につけることを目的としています。

新聞を使った“遊び”で学びを深める


この教材は、新聞の内容を実際にゲームとして体験することで、生徒たちに新聞の楽しさや重要性を伝えるものです。ゲームでは、新聞から特定のテーマに合った記事を探し出すことで、メディアに対する興味を引き出そうとしています。例えば、「一番大きな数」や「ここから近い場所」といったお題が出され、プレイヤーはそのヒントに合った記事をいち早く探し出す競争を行います。このようなルールにより、新聞を読み解く力を自然と育むことが期待されます。

モニター応募で教員の新しい授業への挑戦


さらに、教育機関向けに最大6セットを無償提供するモニター募集も行っています。このモニターキャンペーンは、NIE(Newspaper in Education)に取り組んでいる、または新しく取り組むことを考えている教育者たちに『ベストスクープ!』を試してもらい、その体験を共有していただくものです。

体験事例:深まる学びの幅


実際に埼玉県の城北埼玉高等学校では、NIEとして『ベストスクープ!』を導入した授業が行われました。生徒たちはただゲームを楽しむだけでなく、自らお題を考えることを通じて、新聞に対する関心を深める過程を経験しました。「一番気持ちが動いた記事」や「大切なもの」についてのテーマが生まれる中で、彼らの想像力や発想力が引き出されていったのです。

このように、単なるゲームを超えた体験が行われており、教育の場での応用可能性が広がっています。それに伴い、教員にとっても新しい授業の形を見出す良い機会となったようです。内田正幸先生は、「日々の中で気になったことをぜひ拾っておいて、考える力を育む場としてもっと活用したい」と語っています。

未来のメディア教育への展望


『ベストスクープ!』の開発経緯は、単なる遊びを越えて、「新聞」「教育」「遊び」の三つの要素をかけ合わせたものであり、子どもたちにとってのメディアリテラシー向上のきっかけを提供します。ルテシアは、今後も映画やアニメなど他のメディアにも範をとり、遊びを通じて学びの楽しさを広げるための商品開発を続けていく意向です。

企業としてのルテシアは、「遊べる」「学べる」「伝わる」をデザインの基本理念として掲げています。今後、新聞社や教育機関と連携し、小さなお子様や家族向けの教材開発、また特定のニーズに応じたカスタマイズも行うことで、その活動の幅を広げていくことでしょう。

最後に、今後の展開には、子どもたちが自ら情報を取り扱う力を育てるための、遊びから入る学びの環境づくりが求められます。それによって、より多くの子どもたちが面白いと感じるメディアに触れることができ、情報を選択する力を身につける一助となることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ルテシア
住所
神奈川県鎌倉市御成町11-2ヤノヤビル2F
電話番号

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