アフリカと日本の若者が集い、未来を形作る
2026年5月16日から17日の2日間、上智大学にて「模擬アフリカ連合(MAU)日本大会2026年度」が開催される。この大会のテーマは「ウブントゥ(Ubuntu)- あなたがいるから、私がいる」であり、日本とアフリカの若者が一堂に会する貴重な機会となる。
国連開発計画(UNDP)、独立行政法人国際協力機構(JICA)および上智大学の共催で行われるこの大会は、過去も含めて成長し続ける国際的な外交プラットフォームとして重要な意義を持っている。若者たち自身が主体となって対話や相互理解を築き、パートナーシップを深化させる場となる。
大会には149名の学生代表が参加する予定で、内訳は大学生134名、高校生15名。彼らは全国から集まった326名の応募者の中から選ばれた優秀なメンバーだ。参加者は24都道府県にわたり、東京や大阪、名古屋など、幅広い地域から集結している。このことは、日本国内でアフリカとの交流に対する関心が高まっていることを示している。
参加者たちは、彼らが模擬する外交の場で、42のアフリカ諸国の代表として活動。アフリカ連合(AU)の会議スタイルを模倣した3つの専門技術委員会(STC)に分かれ、議論を交わす。議題はガバナンスと平和構築、経済統合、デジタル・イノベーションに関する持続可能な開発であり、将来的にはこれらの課題がアフリカの発展にどう関連するかを学ぶ機会でもある。
学生たちはこの模擬大会を通じて、政府間交渉や多国間外交、そしてコンセンサス形成のスキルを研磨することができる。これらはアフリカの目標「アジェンダ2063」に沿ったものであり、国際的な議論に参加するための実践的な力量を育む。
過去の参加者は、模擬アフリカ連合への参加が彼らの成長において非常に有意義であったと口を揃える。例えば、日本出身の参加者は「アフリカの外交を深く学び、まるで人生で一度の旅のような経験だった」と表現。一方、ブルキナファソ出身の参加者は「国際舞台での交渉を通じて自信がついた」と振り返り、アルジェリア 출身の参加者も「異文化間での協力で最適解を見つける方法を学べた」と語る。彼らの経験は、模擬アフリカ連合が単なる会議ではなく、若者の実践的スキルや国際的視野を育てる場であることを示している。
2026年度の大会は、アフリカ連合(AU)および在日アフリカ大使館の大きな協力のもとで開催される。各国の在日大使館は、学生たちが国の立場や利益を理解し、より実践的な議論を行えるよう支援する役割を果たす。
アフリカの国際的影響力が増す中、この大会は現代の共通課題に対する包括的かつ持続可能な解決策を若者たちが生み出す場となる。相互理解を促進し、日本とアフリカの関係を深める新世代のリーダー育成を目指している。
なお、「模擬アフリカ連合(MAU)」は、若者が主導する外交シミュレーションのプラットフォームであり、日本とアフリカの理解を深めることを目指している。また、アフリカ連合(AU)は、アフリカの55の国・地域が加盟している重要な地域機構であり、国連開発計画(UNDP)は、世界中で持続可能な解決策構築の支援を行っている。