冬の琵琶湖!珍しい氷魚の展示
琵琶湖の冬の風物詩として、アユの仔魚である氷魚(ひうお)の展示が始まりました。今回の展示は、本当に貴重な機会です。というのも、氷魚は通常、採集が非常に難しいため、この時期に目にすることができるのは珍しいのです。氷魚は、身体が透き通っていて、まるで氷のようです。湖を渡る波の中で、光の加減によってその姿が美しく浮かび上がる様子を見ると、その魅力に惹きつけられてしまいます。
氷魚の生態と歴史
氷魚とは、アユの幼生である仔魚の一形態です。通常、川を下り、海に向かうため、捕獲が難しいのですが、滋賀県では異なります。琵琶湖がまるで海のように機能しており、多くのアユがここで成長しています。そのため、氷魚は冬の滋賀県の風物詩として、地域の食卓にも並ぶ機会があり、住民にとって特別な存在です。
展示の詳細
今回の氷魚の展示は、琵琶湖博物館の水族展示室内の「暮らしのなかの魚たち」コーナーで行われます。具体的には、イサザの水槽の隣に設置されている新コアユ水槽の近くです。通常の水族館ではあまり見られない氷魚を、目の前で観察できる貴重なチャンスです。氷魚が泳ぐ姿は、内臓が銀色に透けて見え、その美しさに思わず見惚れてしまうことでしょう。
開催期間
この展示は、2024年12月6日(金)から始まり、魚の状態に応じて展示期間は変動しますので、早めのご観覧をおすすめします。なお、2024年の最終開館日は12月24日(火)で、年明けは2025年1月4日(土)からの開館となります。
魚たちと共に過ごすひととき
琵琶湖博物館内のイサザ水槽では、氷魚とイサザが共に展示されています。イサザは、琵琶湖特有の小魚で、氷魚とのコラボレーションも目を引きます。訪れていただければ、両者の生態や特徴を知る良い機会になることでしょう。
見逃せない動画配信も
また、氷魚に関する漁の様子や釜揚げ料理の動画もYouTubeにて配信中です。興味のある方は「びわこのちからチャンネル」をチェックして、その魅力をさらに深めてみてはいかがでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=-ruDmWdMrnc
冬の琵琶湖で、珍しい氷魚の姿を観察して、琵琶湖の魅力を感じましょう。皆さんの訪問をお待ちしています!