新製品開発プロジェクト
2024-09-19 12:49:13

八尾市の町工場とクリエイターが織り成す新製品開発プロジェクト『YAOKONTON』の未来

八尾市の産官学連携プロジェクト『YAOKONTON』の紹介



大阪府八尾市は、古くからものづくりが盛んな地域で知られています。日常的な製品から自動車や家電の部品まで、多くの町工場が存在し、その中には多彩な技術を持つ企業が多数あります。ここでは、町工場が受けた下請け業務にとどまらず、自社ブランドの製品開発を活性化させる取り組みとして始まったのが、プロジェクト『YAOKONTON』です。

プロジェクトの背景



『YAOKONTON』は、八尾市の町工場とクリエイターが連携して新たな製品を生み出すことを目的としています。八尾市は、経済産業省の監修のもと「デザイン白書2024」にもその意義を設定し、デザインの力を通じて町工場の技術を世に示そうとしています。この取り組みは、特に若い世代のクリエイターや学生が参加することで、新しいアイデアを生む場となっています。実際、過去3年間で多くのユニークな製品が誕生しました。

生まれた製品たち



プロジェクトには約20社の町工場が参加し、クリエイターや学生と共に様々なアイデアを具現化しています。その中には、自動車部品を手がける企業が制作したコーヒーミルや、石鹸を製造する工場が考案した絵本付き洗剤、さらには真鍮加工を担当する町工場がカスタマイズ重心のペンを作り出しました。これらの製品は、一般消費者に向けて販売が開始され、特に「今日を元気にするお味噌汁パン」や「見てるぞテープ」など、注目を集める商品も多数登場しています。

イベント情報



この春、さらに多くの製品に触れる機会が訪れます。2024年9月21日から10月14日には、ハンズ梅田店にて「八尾の町工場展~職人がつくる生活雑貨」が開催され、『YAOKONTON』から誕生した製品の一部が販売されます。このイベントでは、実際に製品に触れられる貴重な機会ですので、ぜひお立ち寄りくさい。

プロジェクトの進行状況



『YAOKONTON』は、2024年8月から始まり、2025年1月末まで続く予定です。主宰は八尾市で、公式ウェブサイトでも詳細な情報が提供されています。教授陣や学生が参加する京都芸術大学からも、多くのサポートが行われます。

京都芸術大学の役割



京都芸術大学は、プロダクトデザイン学科の専門家や学生たちが、町工場の企業と連携して製品開発に取り組む役割を担っています。教員は、風間重之や大江孝明、吉田大作を始め、非常勤講師や技官、さらには大学の学生も力量を発揮します。授業を通して実際の企業と共同作業を行い、社会と芸術の関係性を深める取り組みを大切にしています。

まとめ



八尾市の『YAOKONTON』プロジェクトは、地域の町工場とクリエイターが協力し、地域の技術力を活かした新たな製品を世の中に届ける大きな意義を持っています。このプロジェクトが生み出した製品は、単なる商品ではなく、町工場の技術とクリエイティビティの結晶です。今後も多くの興味深い製品が生まれることを期待しています。


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会社情報

会社名
学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学
住所
京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116
電話番号
075-791-9122

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