HIRAC FUNDが1号エクステンションファンドを設立
株式会社マネーフォワードのグループ企業であるマネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社は、
HIRAC FUNDの1号エクステンションファンドを設立し、これにより総額12.8億円でファイナルクローズを実施しました。このファンドには、あいち銀行、京葉銀行、佐賀銀行、マネーフォワード、三井住友信託銀行の5つの金融機関が出資者として参加しています。
1号エクステンションファンドの概要
名称
HIRAC FUND1号エクステンション投資事業有限責任組合
ファンド総額
12.8億円
投資対象
これまでの1号ファンドにて出資した25社から、国内未上場企業且つ中長期的に成長が見込まれる企業。
無限責任組合員
マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社。
本ファンドの目的
このファンドの設立には、2020年に設立された1号ファンドが成功を収めている背景があります。1号ファンドでは、25社に対して投資を行っており、その中から株式会社トリドリ、GENDA、TENTIALなどの企業がIPOを果たし、Digitar株式会社がM&AによるEXITを達成しています。その結果、1号ファンドのDPIは約50%に達しています(2025年5月末現在)。
エクステンションファンド設立の背景
1号ファンドの成功により、投資先企業の成長をさらに促進するために、エクステンションファンドが必要とされました。このファンドは、特に既存投資先の資金ニーズに応えることを目的としています。最近では、サロウィン株式会社が52億円の資金調達をした際に、1号ファンドとエクステンションファンドを通じて追加出資しました。
投資戦略
今後の投資戦略として、ミドルからレイターステージの成長企業へ資金を集中して投資し、さらなる企業成長を支える考えです。これにより、スタートアップにとって必要不可欠な成長資金を供給し、持続可能なビジネス成長をサポートします。
代表パートナーのコメント
金坂直哉と
古橋智史の2名の代表パートナーは、「設立からわずか数年で、IPOを達成した企業が多くあり、非常に嬉しく思う。成長著しい投資先に対して、さらなるサポートを行うために、このエクステンションファンドを設立した」と語ります。彼らはまた、既存のLPである佐賀銀行をはじめ、新たに参画した銀行からの支援に感謝し、引き続きマネーフォワードの各種リソースを活用し、スタートアップの成長支援に尽力する意向を表明しました。
マネーフォワードベンチャーパートナーズについて
この会社は2020年に設立され、東京都港区に本社を置いています。ファンドの募集と運営を専門としており、マネーフォワードの100%子会社として機能しています。会社のウェブサイトは
こちらです。
このように、マネーフォワードのHIRAC FUNDは、地域金融機関との連携を強化しながら、スタートアップや中小企業の支援に力を入れております。その成果は投資先企業の活躍により、今後も期待されることでしょう。