琉球びんがたネクストデザインコンペティション開催のお知らせ
2022年、沖縄県では本土復帰50周年を迎え、この歴史的な節目に「琉球びんがたネクストデザインコンペティション」が開催されます。このプロジェクトは、琉球びんがた普及伝承コンソーシアムが主催し、琉球びんがた事業協同組合や職人、民間企業との連携が強調されています。
コンペの背景と目的
琉球びんがたは、沖縄の伝統工芸品として重要な地位を占めています。長い年月を経て、地域文化を支える存在として成長してきました。しかし、これからの50年、さらには100年を見据えると、未来のために新しい発想やデザインが求められています。このコンペティションは、「琉球びんがたを次の100年先まで残していくために」というテーマのもと、デザインコンペを通じて新しい価値を創造しようとしています。
コンセプトとアプローチ
伝統工芸が持続可能であるためには、経済的に自立し、様々な収益源を持つことが重要です。この“稼ぐ力”の向上を図るには、「知ってもらう」ことが不可欠です。本コンペにはその意図が込められており、受賞した作品はデザインを元に商品化され、協賛企業とのコラボレーションも行われます。この活動は、沖縄の職人やクリエイターの収益向上を図るとともに企業のESG活動にも貢献します。
募集要項
デザインの応募は、2021年10月1日から2022年3月31日の17時まで受け付けています。結果は2022年5月25日に発表され、知財活用に関するパネルディスカッションや授賞式が那覇文化芸術劇場で行われる予定です。
賞の内容
- - グランプリ:1点 30万円
- - 準グランプリ:1点 10万円
- - 協賛企業賞:コラボレーション商品開発
応募資格は高校生以上で、応募作品は本染めの未発表のものに限られています。また、サイズはB3以上で自由なレイアウトが可能です。複数点の応募も大歓迎です。
応募方法
事前登録後、必要事項を記入した出品票と作品を郵送または持参してください。参加費は無料ですが、郵送時の送料は応募者負担となります。受賞作品の著作権は作者に帰属し、協賛企業とのコラボレーションの際には著作権利用許諾契約が結ばれます。
協賛企業
このコンペを支援する企業には、沖縄セルラー電話、オリオンビール、オークツ、株式会社okicom、セブン-イレブン・沖縄など、県内の多くの著名企業が名を連ねています。彼らはそれぞれの分野で地域貢献に努めており、琉球びんがたの魅力を広めるために協力しています。
スケジュール
- - 2022年3月31日:応募締切
- - 2022年4月中旬〜下旬:最終審査
- - 2022年5月25日:表彰式
審査について
審査は、琉球びんがた事業協同組合や、紅型に詳しい専門家、デザイナーなどの専門的な審査員によって行われます。
まとめ
琉球びんがたの将来を担うデザイナーたちの挑戦をお待ちしています。沖縄の豊かな文化を次の世代に伝え、発展させるために、この機会をぜひ活用してください。あなたのアイデアが、次の100年の琉球びんがたを作る第一歩となるかもしれません。