子どものための食支援「子どもの食 応援ボックス」
2025年6月2日から6月18日まで、国際NGOである公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが、経済的に困難な家庭を支援する「子どもの食 応援ボックス」の申し込みを開始します。これは、子どもたちが長期休暇中に安心して食事をとれるように支援することを目的としています。
提供内容
この「応援ボックス」には、食料品や文具、さらには子どもたちに役立つ情報が詰まっています。具体的には以下のような内容が含まれます。
1.
食料品:米や副菜、飲料、お菓子など、生活に必要な食材が揃います。
2.
文具:お子さんの学びをサポートするための文房具も詰め合わせています。
3.
情報提供:子どもの就学費用を支援するための公的制度の情報や、子どもの心のケア、権利について学ぶためのリーフレットなども同梱されます。
申込受付の詳細
- - 提供世帯数: 合計で1万世帯、夏休み分として5000世帯、冬休み分として5000世帯に提供されます。
- - 対象者:
- 日本国内に居住する方(難民申請中や在留資格が不安定な方も含む)
- 令和7年度住民税非課税世帯
- 0歳から18歳までの子どもを扶養する家庭(2025年4月1日時点で17歳まで)
申し込み方法は簡単で、必要書類をオンラインフォームで提出するだけです。必要書類は、児童扶養手当証明書や非課税証明書など、家庭の状況に応じたものが求められます。
申し込みの流れ
申込受付期間終了後、条件を満たす方を対象に抽選が行われます。応募者には、夏休みまたは冬休みの分いずれかを7月上旬にメールで連絡します。抽選により、希望が叶わない場合もあるため、あらかじめご了承ください。
発送について
- - 夏休み分: 7月中旬に発送予定。
- - 冬休み分: 12月上旬に発送予定。配送先の確認は10月下旬以降に行います。
取り組みの背景
セーブ・ザ・チルドレンは、日本国内における子どもの貧困問題の緩和に貢献するため、この支援活動を実施しています。企業や個人からの協力によって成り立つこのプロジェクトは、経済的な不安を抱えている家庭に直接支援を行い、また社会啓発や政策提言を通じて、子どもの食事環境を向上させることを目指しています。
お問い合わせ
このボックスに関する問い合わせは、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの問い合わせフォームを通じて行えます。報道関係者の方々には、指定された枠内からの問い合わせをお願いします。
児童の権利とセーブ・ザ・チルドレン
セーブ・ザ・チルドレンは、1919年に設立されて以来、子どもの権利の保護を担ってきました。日本では1986年に公益社団法人が設立され、今日までに多くの支援活動を展開してきました。
この「子どもの食 応援ボックス」も、その活動の一環として重要な役割を持っています。様々な支援を通じて、より多くの家庭がこのボックスを利用できるよう、幅広い周知活動が求められています。