PowerGres V15販売開始
2023-12-01 13:00:02

SRA OSS、PostgreSQL商用版PowerGres V15を発表~利便性と安心のサポートで進化~

PostgreSQL商用版PowerGres V15、販売開始



SRA OSSは、オープンソースデータベースPostgreSQLをベースにした商用データベース『PowerGres V15』の販売を2023年12月1日より開始しました。PowerGresは、PostgreSQLの使いやすさ、安心、そして確かなサポートをコンセプトに開発された製品です。シングル構成、レプリケーション構成、HA構成など、幅広いニーズに対応可能です。累計15,000本以上の出荷実績を誇る、コストパフォーマンスに優れたデータベースとして高い評価を得ています。

PowerGres V15の進化



今回のPowerGres V15は、PostgreSQL 15をベースに開発されており、前バージョン(V13)からの大幅な機能強化が図られています。主な改善点としては以下の点が挙げられます。

1. ロジカルレプリケーションの強化



ストリーム送信やバイナリ転送モードの導入により、ロジカルレプリケーションのパフォーマンスが大幅に向上しました。さらに、行フィルタや列フィルタといった機能の追加、エラー発生時の自動サブスクリプション無効化など、堅牢性と利便性が向上しています。これにより、データの一貫性と可用性をより高いレベルで確保することが可能になりました。

2. Btreeインデックスの最適化



特定のケースで発生していたBtreeインデックスのサイズ肥大化問題を改善しました。これにより、データベースのサイズ増加を抑え、ストレージコストの削減やパフォーマンスの維持に貢献します。

3. SQL標準のMERGE文サポート



SQL標準に準拠したMERGE文が新たにサポートされました。INSERT、UPDATE、DELETEを状況に応じて使い分けられるため、データ操作の柔軟性が向上し、開発効率の改善も期待できます。

販売製品と価格



今回販売が開始されたのは、Windows版(PowerGres on Windows V15)とLinux版(PowerGres on Linux V15)の2製品です。どちらもシングル構成とレプリケーション構成に対応しています。価格はどちらも59,400円(税抜54,000円)です。製品単体での購入はできず、初年度のサポート契約が必須となります。サポート価格は96,800円(税抜88,000円)、オプションでODBCサポート、Npgsqlサポートも提供しています。

SRA OSSについて



SRA OSSは、オープンソースソフトウェア(OSS)の普及と発展を目指し、サポートサービス、コンサルティング、トレーニング事業などを展開しています。20年以上の実績を持ち、PostgreSQLを中心としたOSSミドルウェアに幅広く対応しています。2022年6月に設立された会社ですが、長年の経験とノウハウを活かし、お客様のOSS活用を強力に支援しています。

まとめ



PowerGres V15は、PostgreSQLの信頼性と安定性を継承しつつ、使いやすさと高度な機能を備えた、企業向けの堅牢なデータベースソリューションです。SRA OSSによる充実したサポート体制も魅力の一つと言えるでしょう。PostgreSQL導入を検討している企業にとって、有力な選択肢となることは間違いありません。

会社情報

会社名
株式会社SRA OSS
住所
東京都豊島区南池袋2-32-8
電話番号
03-5979-2701

関連リンク

サードペディア百科事典: PostgreSQL SRA OSS PowerGres

Wiki3: PostgreSQL SRA OSS PowerGres

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