多賀城市防災ビジョン設置セレモニーのご案内
3月18日、多賀城市で行われるセレモニーは、2011年の東北地方太平洋沖地震の教訓を踏まえた重要な取り組みです。このセレモニーでは、多賀城市が設置した避難誘導用のLEDビジョン「多賀城市防災ビジョン」の運用が発表されます。
1. 背景:3.11が教えたこと
2011年の震災では、通信障害や電力供給の停止により、避難誘導が困難になった事態がありました。特に、情報伝達の遅れが住民の安全保障に大きな影響を与えました。それを受けて、多賀城市は新たな防災インフラの導入を決定しました。
2. 多賀城市防災ビジョンの特長
「多賀城市防災ビジョン」は、災害時でも情報を配信できるように設計されています。具体的には、LOLC通信技術を使用し、通信や電力が使用できない状況でも稼働することが可能です。このビジョンは、周辺の住民や通行者に対して重要な情報を適切に伝える役割を果たします。
3. 設置セレモニーの詳細
セレモニーは、午後2時から約30分間予定されています。以下のスケジュールで進行します:
1. 開会の挨拶
2. 防災ビジョンの概要説明
3. 防災ビジョンの点灯式
4. 防災ビジョンの試験放映
5. 閉会の挨拶
この機会に、報道関係者を含む市民の参加を呼びかけています。特に、災害時における情報配信の重要性を実感できる貴重な体験となるでしょう。
4. 素晴らしい技術、LOLC通信って?
LOLC通信は、災害時に住民への情報伝達を目的とした新しい通信技術で、公衆回線の障害が発生しても通信を継続できる独自のシステムです。この技術を用いていることで、多賀城市はより安全な街作りを目指しています。
5. お問い合わせ先
セレモニーや防災ビジョンに関する詳しい情報は、以下の連絡先までお問い合わせください。
電話:022-368-2079
この日は、悪天候の場合にはセレモニーが中止となる可能性もあるため、事前に天候の確認をお願いします。多賀城市の新たな防災インフラが、地域の安全に貢献する第一歩となることを期待しています。皆様のご参加をお待ちしています!
特に大規模災害が予想される現在、地域の防災力向上は不可欠です。多賀城市の取り組みが、他の自治体にも波及し、全国的な防災意識向上につながることを願っています。