2024年8月度テレビCM放送回数ランキングが発表
2024年8月、SMN株式会社は全国の地上波およびBS放送局でのテレビCM放送回数を調査し、その結果を発表しました。この調査は、特に商品の人気動向や市場のトレンドを知るための貴重なデータ源となっています。
商品別ランキング
最も注目すべきは、商品別の放送回数ランキングです。1位にはバンク・オブ・イノベーションの「メメントモリ」が輝き、2位にはビズリーチの「ビズリーチ」、3位にはソフトバンクの「LINEMOベストプラン」が続きました。特に、上位3位のうち2つが新たに登場した商品である点が印象的です。
この結果から、スマートフォンや料金プランに関連するCMが多く放映されたことが伺えます。ソフトバンクが展開した「LINEMOベストプラン」や、サムスンの「Galaxy Z Flip6」という最新機種のCMは、消費者の関心を引いている様子が見受けられ、携帯キャリア各社の新プランやキャンペーンが大規模に展開されたことを反映しています。
求人系サービスのCMも上位に
また、ビズリーチ以外にもフルキャストやリクルートホールディングスといった求人関連のCMも上位にランクインしています。特に、9月から11月にかけて求人が増加する傾向に合わせて、多くの求人系CMが放映されていると思われます。この時期に合わせた広告出稿の増加は、景気回復の兆しとも取れ、安心感を提供する要素となっています。
エリア別の動向
エリア別のデータも興味深い結果を示しています。東京地区では、商品別ランキングには登場しなかったTOKIUMの「TOKIUMインボイス」が2位にランクインし、Uber Eatsの「ウーバーイーツ」が4位、Indeedの求人広告が7位に食い込んでいます。これらは、特に首都圏に特化した放送が行われたことが結果として表れています。
調査方法
この調査は、2024年8月1日から31日までの期間、全国の地上波25局と6局のBS放送におけるCM放送情報を集計したものです。特に、動画認識エンジンを活用した自動認識システムを用いて、CM放送の履歴を取得し、正確なデータを提供することを目指しています。
お問い合わせ情報
詳細な情報や質問については、SMN株式会社への問い合わせが可能です。
メールアドレス:
[email protected]
SMN株式会社は、2000年に設立され、ソニーグループの技術力を背景に、マーケティングテクノロジー事業を展開しています。「顧客のマーケティング課題を解決する」という企業理念のもと、最新のビッグデータ解析技術とAIを駆使して、業務の効率化や商品マーケティングの最適化を図っています。特にDSP「Logicad」やマーケティングAIプラットフォーム「VALIS-Cockpit」、そしてテレビ視聴データを基にした広告配信サービス「TVBridge」など、多岐にわたる解決施策を提供しています。
この調査結果は、今後の広告戦略やマーケティング活動においても大変参考になる貴重なデータとなることでしょう。