和の鉄人:道場六三郎が手掛ける新業態「日比谷ろくさん亭」
2026年9月11日、東京ミッドタウン日比谷に新たな和食の名所が誕生します。それが、和の鉄人、道場六三郎が監修する新店舗「日比谷ろくさん亭」です。今回の開店は、95歳を迎えた道場六三郎が現役の料理人として厨房に立つ中、これまで受け継がれてきた日本料理の伝統と創造性が融合した画期的な場になると期待されています。
1. 二人の巨匠の技が交わる
「日比谷ろくさん亭」は、長い料理界のキャリアを持つ二人の料理人の技術が集約された場所です。前身の名店「そば処 そばがみ」では、神谷昌孝氏が多くのお客様に「料亭の味を手軽に楽しんでほしい」という情熱をもって、伝統的な蕎麦の技を提供してきました。2018年に開店したこの店は、神谷氏自身の店「乃木坂 神谷」に続き、ミシュランガイドにも名を連ねる高い評価を得ました。
このような背景を持つ「そばがみ」が2026年の夏に一つの節目を迎えた後、その蕎麦の技術が道場六三郎の「みちば和食」と見事に融合することで、さらなる新しい味覚が誕生します。伝統を重視しながらも、型にはまらない自由な発想で料理を提供するスタイルが特徴的です。
2. 開業の背景
「日比谷ろくさん亭」の出店が決定した理由は、日比谷の街に新たな“みちば”としての役割を果たすためです。道場六三郎が1971年にオープンした「銀座ろくさん亭」は、多くのお客様に支持される特別な日のための店舗として定評がありますが、新たに構える日比谷では、観劇や映画鑑賞の合間に気軽に立ち寄れるスタイルが模索されています。この両者の違いを境界線にして、新たな和食のスタイルが展開されることは今から楽しみでなりません。
3. コンセプト「気軽にサクッと、みちばの一皿」
「日比谷ろくさん亭」のコンセプトは「気軽にサクッと」となっています。これは、質や価格を落とすのではなく、気軽に利用できる提供スタイルを確立したいという思いからきています。ランチタイムでは、60分で完結するコースを提供し、ディナーではアラカルト主体の「蕎麦前」を楽しめる、軽やかな和食の楽しみ方を提案しています。
店舗の内装は落ち着いた雰囲気が漂い、道場六三郎の書を掲げた壁面が印象的です。特にカウンターは7席と小さめで、個別の料理を楽しむための最適な空間となります。料理は、蕎麦を主役にした一品から五感を刺激する多様なメニューが用意されています。
4. ランチメニュー
ランチでは「そばがみ」から受け継いだ名物を楽しめます。「からすみ蕎麦」や鴨肉と焼きネギの温かい蕎麦、さらには出汁巻き卵をトッピングした一品など、こだわりのメニューが揃っています。これらは、軽くて美味しい一皿として名高いもので、多くのお客様に親しまれることでしょう。
5. ディナーメニュー
ディナータイムでは「蕎麦前」を中心とするアラカルトが主流となり、料金は500円から1,980円と幅広い価格が設定されています。ご接待や特別な会合には120分程度のコース料理も用意されており、個室も完備されています。利用シーンにより、さまざまな形で和食の楽しさを存分に味わうことができるのです。
6. 道場六三郎の背景
道場六三郎は1931年に石川県で生まれ、17歳で料理の道を志してから、そのキャリアを築いてきました。1971年には銀座に「ろくさん亭」を開店し、料理番組『料理の鉄人』で大きな評価を得ることになりました。和食における彼の影響力は計り知れず、今もなお新たな挑戦を続けています。
新しい曜日感覚で、そして新たな味と出会える「日比谷ろくさん亭」。一度足を運んでみてはいかがでしょうか。