木製サーフボード映画
2021-06-22 15:30:01

歴史的な木製サーフボード作りを描くドキュメンタリー映画、OCEANTREEプロジェクトが始動!

OCEANTREEプロジェクトの新作映画



京都の美しい自然を舞台にした新たな挑戦が始まります。この度、OCEANTREEプロジェクトによる「歴史上初の木製サーフボード作り」をテーマにしたドキュメンタリー映画が公開されることが決まりました。2017年にスタートしたこのプロジェクトは、自然と共生するライフスタイルを探求し続けてきました。

映画の内容



今回の作品では、平安時代の京都市京北地域で育った杉の木を使用して、堤淺吉漆店4代目の堤卓也氏と共に「漆アライア」と呼ばれる木製サーフボードを制作します。これは日本の歴史において初めての試みであり、制作後には京都北部に位置する日本海の波を滑り降りる予定です。サーフボードが完成することによって、山、里、川、海の大きな循環と、日本人が大切にしてきた『地産地消の文化』が表現されることでしょう。

映画は2022年春に一般公開を予定しており、その過程や美しい京都の景色を映した情報はOCEANTREEの公式サイトやSNSで発信されています。人々が自然に感謝し、幸せを感じる世界を目指すOCEANTREEの取り組みをぜひ見逃さないでください。

OCEANTREEとは



OCEANTREEは、2017年に立ち上げられたプロジェクトで、当時大学4年生だった石川とカメラマン八神鷹也によって始まりました。彼らは「自然と共に生きること」をテーマにした卒業制作を通じて、サーフィンの原点であるアライアを再発見する旅に出ました。サーフィンの楽しさだけでなく、自然環境への感謝の気持ちを忘れずに、様々な活動を展開しています。

アライアの歴史とその意義



アライアとは、古代ハワイで使用されていた一枚板の木製サーフボードで、サーフィンの原点とも言える存在です。漁師たちが帰り道に波に乗る楽しみから発展し、シンプルな形状が特徴です。OCEANTREEでは、このアライアを通して「シンプルな物に宿る奥深さと喜び」を表現しようとしています。

サステナブルな暮らしと日本の伝統



漆は日本の伝統工芸であり、その持続可能な利用方法がOCEANTREEプロジェクトにとっても重要なテーマです。堤淺吉漆店の堤卓也氏は、漆を使用した遊び道具の開発や、子供たちと共に森を作るプロジェクトなどを通じて、未来のためのサステナブルな生活を伝える活動を行っています。

京北の魅力



京北地域は、古代より重要な木材供給地として知られており、杉の子供たちが大切に育てた自然環境が広がっています。約1000年の歴史を持つ巨木や、杉の森が地域の文化を支えてきたと言えます。京北の木こりたちは、その技術と知識を未来へと受け継いでいるのです。

地球規模の循環



海のゴミの約70%が陸から流れ込んでいることをご存知ですか?山と海は遠くに見えますが、実は地球全体で「水」としてつながっています。OCEANTREEのプロジェクトは、アライアを通じて、この循環の重要性を視覚化し、問題提起を行います。

プロジェクトメンバー



  • - 石川拳大: 湘南出身のサーフィン選手。海の保全活動にも力を入れている。
  • - 八神鷹也: 映像制作を通じて、自然の美しさを表現。
  • - 堤卓也: 漆のプロフェッショナルとして、サステイナブルな生活を提案。
  • - ロドリゴ・マツダ: 手作りの木製サーフボードを制作し、国際的に活動。

様々なバックグラウンドを持つメンバーたちが、一つの目標に向かって団結し、映画とともに新たなメッセージを伝えています。本作を通じて、伝統と革新が交わる素晴らしい取り組みにぜひ注目してください!

会社情報

会社名
一般社団法人サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン
住所
神奈川県藤沢市辻堂東海岸4丁目3-24
電話番号

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