むかわ町×カリーハウスコロンボの新作カレー
2025年3月17日、北海道むかわ町が誇る特産品「豚肉」を使用したレトルトカレー「コロンボ豚しゃぶカリー」が、札幌の老舗カレー店「カリーハウスコロンボ」とのコラボレーションにより新発売されます。この商品は、むかわ町の地元高校生たちが開発に携わり、地域の魅力を伝えるための特別な一皿に仕上がりました。
地元の魅力を伝える取り組み「むかわ学」
むかわ町は、地域の子どもたちが郷土を学び、その魅力に触れ、将来につないでいくために「むかわ学」を推進しています。この取り組みは、2017年に地元の鵡川高等学校からスタートし、その後、町内の小中学校にも広がっています。このプロジェクトの一環として立ち上げられたのが「むかわ町華麗なポークプロジェクト」であり、特産の豚肉の美味しさを広め、食を通じて町の魅力を発信することを目指しています。
高校生たちは、このプロジェクトを通じて「豚肉を使ったカレー」を開発することに決め、完成に向けてさまざまな試行錯誤を繰り返しました。しかし、一皿のカレーでどうやってむかわ町の魅力を表現するかが彼らにとっての大きな課題でした。そんな中、助けてくれたのが札幌の名店「カリーハウスコロンボ」の店主・藤井さんです。
名店カリーハウスコロンボとの出会い
「カリーハウスコロンボ」は1973年に創業し、長年にわたり札幌の人々に愛され続ける伝説のカレー店です。そこで提供されるカレーは、長時間炒めた玉ねぎの甘さと深いコクが特徴で、一度口にすれば忘れられない味わいがあります。そんな名店が高校生の情熱に心動かされ、共に取り組むことになりました。
2024年9月1日には「むかわグルメフェスタ」で高校生たちとコロンボの初の本格的な交流がありました。店主・藤井さんはその熱意に感銘を受け、「本気で町のために取り組むなら、全力で手伝おう」と決意。これにより、むかわ町とカリーハウスコロンボの強力タッグが誕生しました。
「コロンボ豚しゃぶカリー」の誕生
高校生たちは、藤井さんと共に何度も試作を重ねました。豚肉の甘さを引き出し、柔らかさを活かすための調理法やスパイスの配合、煮込み時間などにこだわって試食を繰り返しました。その結果、サラサラなカレーのルーとしゃぶしゃぶ用の豚肉を組み合わせた「コロンボ豚しゃぶカリー」が完成しました。むかわ町のブランド豚「よことん」を使ったこのカレーは、肉の旨味がルーに溶け込み、ジューシーで贅沢な味わいです。
優しい甘みとスパイスの調和により、深いコクを持つ「コロンボ豚しゃぶカリー」は、むかわ町の子どもたちが郷土を学び、愛を持って創り上げた努力の結晶でもあります。これにより、地域の想いを体現した新たな名物が誕生しました。
商品詳細と発売情報
「コロンボ豚しゃぶカリー」は864円(税込)で、内容量は200gです。販売はカリーハウスコロンボの店舗とむかわ町観光協会の公式ネットショップで行われます。また、2025年3月17日には札幌市内の地下歩行空間「チ・カ・ホ」で特設イベントを開催し、試食や販売を行います。この機会にぜひ「コロンボ豚しゃぶカリー」を味わい、むかわ町とコロンボの想いを感じてください。
まとめ
この新しいレトルトカレー「コロンボ豚しゃぶカリー」は、ただの食品ではなく、地域の人々の熱意と伝統を感じられる特別な一品です。実際に自分の舌でその魅力を確かめてみてはいかがでしょうか。地元の高校生たちの思いが込められたこのカレーは、むかわ町の新たな魅力として、多くの人々に親しまれることでしょう。