日本統計センター、娯楽やビジネスに新風を吹き込む
株式会社日本統計センター(以下、当社)は、NTTタウンページ株式会社と協力し、毎年更新が可能な「推計事業所データ」と「推計デイタイム人口データ」を発表しました。この新たなデータは、5年おきに実施される経済センサスや国勢調査に代わって利用できる鮮度の高い情報源です。
当社が新たに提供する推計事業所データは、NTTタウンページが保持するデータベースをもとに、日本標準産業分類単位に基づいて組み替えたものです。これは、従来の経済センサスが調査手法を改訂したため、過去データとの比較が難しくなったことを受けての対策でもあります。調査の周期が5年となることで、直近の市場状況を把握する難しさが増していたため、当社は独自の手法を用いて毎年更新するデータを開発しました。
推計事業所データの強み
推計事業所データは、その鮮度によって法人市場の潜在分析やトレンド調査、時系列分析が行える点が大きな特長です。コロナ禍による影響を分析する際にも、どの産業が減少し、またどの産業が拡大しているかを把握する手助けとなります。例えば、食品業界のデータを通じて、どの地域で新たに飲食店がオープンしたのか、または閉店したのかを掴むことができるのです。
さらに、当社が開発した推計デイタイム人口データは、昼間時の人口変化を捉えることを可能にします。これは、住民基本台帳人口や推計事業所データを利用して算出され、毎年更新が行えることで、地域の人の動きや市場の動向をリアルタイムで把握するために役立ちます。
データの応用事例
具体的なデータ活用事例としては、大阪府堺市の飲食店数の変化を挙げることができます。図表によると、直近のデータでは新たにオープンした飲食店が多く見られることが示されており、これは新たに開業された大型ショッピングモールによる影響と考えられます。このような高鮮度のデータを使用することは、市場動向の分析において必須の要素となります。
また、福岡県博多区のデイタイム人口データを使用することで、住宅密集地周辺における人の動きの変化を把握することもできます。大型商業施設の開業によって、これまで少なかった日中の人通りが増加したことが明らかになっています。
料金と詳細情報
サービス料金は地域やライセンス数によって異なりますので、詳しくは当社のウェブサイトからお問い合わせが必要です。高鮮度のデータが求められる法人市場やマーケティング分析を行う上で、当社のサービスは欠かせないものとなることでしょう。
会社概要
株式会社日本統計センターは福岡県北九州市に本社があり、1961年に設立されました。長年の経験を活かし、地域統計データや各種施設データを基にした独自の指標を提供しています。データの鮮度が市場変化を捉える上で重要であることから、今後も毎年更新されるデータの提供を通じて、皆様のビジネスに貢献してまいります。
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